領土問題は

日頃の不満や憂さ晴らしの履け口にされやすい為に
冷静に対処することが難しいデリケートな問題です。


愛国心からの怒りであるという正当性が
現状への憂さ晴らしという部分を

オブラートに包んでしまうから。。。


紛争では双方が互いに正当性を主張します。


主張しないと、

認めた事として相手方に有利な状況になっちゃうから
主張も必要ではあるんですが、
エスカレートして軍事介入なんて事になると

大変な事になるからその辺のさじ加減が

すごくデリケートになってきますね。


ところで尖閣諸島と竹島の実効支配の現状は

どうなっているか、
こんな解説がありました。

http://www.youtube.com/watch?v=3yzgxo5xVAM


尖閣諸島は

ずっと日本が実効支配をしてきて係争地として
当事者間が争っている場所として
暗黙の棚上げがされていました。
(その時実効支配を中国が認めていた)

それを石原氏がかき回しちゃったんですね。


また竹島は

歴史的には力が有る時期互いに影響力を持っていたが
現在は韓国側が建物を建てたり実効支配していました。
(日本側は認めていないけど)


ここでも実はアメリカの考え方が

紛争を煽るところがあります。

有事になった時

軍事超大国のアメリカがどちらの味方に付くかで

勝敗はかなり決まっちゃいますからね。


アメリカも政権によって、考え方が変わります。
竹島問題ではブッシュ大統領の時代に、

韓国のロビー活動が
功を成し韓国側の主張がアメリカで認められました。
中立だけどどっちかって言えば

韓国側の意見に考慮したわけですね。


また尖閣諸島についても、

以前は安全保障上アメリカは日本の領土として
その安全を保障するというもんもんが有ったのが、
その部分が有る時期

(詳しい時期は資料が探せませんでした)
外されて、

それで中国が尖閣の領有内に入って探りを入れるように
なってきたりもしているそうです。


大きな親方しだいなんですね。


日本も外交の重要性を考えて、

安保とかにも精通する外交のプロに人事を

更新しましたね。


戦争ってむやみにやっているようで

ルールが有るそうです。

まあ同じ文化圏ならって話なんで、今イスラムやら

アジア地域だと同じ文化基準にならないから

からがっちゃうんだけど。。。


双方の同意の言葉の小さな言い回しが、

後後、非常に大切な要素の違いを包んでいるから、

その言葉を読み込めるプロが必要となってくるわけですね。


とは言え、結局解決できるような問題じゃないし、
写し鏡みたいに、憎悪が深まれば相手も同じ、
こだまです。


パキスタンとイスラエルもアメリカが介入する前は
互いに踏み込まない、争いをしない猫の縄張りめぐり
みたいな状況で付かず離れずの関係を作っていました。


互いに相容れない状況の時は
そういう係争地にして置くことは武力で白黒決めたくないなら
実は割と良いんじゃないかと私は思いますね。