小田急線鶴川駅からほど近い、

白洲次郎、正子邸、に行ってきました。


私にとって白洲夫妻は、

今はやりの骨董とか古民家とかのファッションを

先駆けたお金持ちのインテリと言うほどの

認識しか持ち合わせていません。


骨董の本で、イギリスの貴族階級の趣味として

ものすごく、奇怪なもの、変なもの、

そういう変わったものを集める風変わりな人が

多いって何かの本で読んだ事が有りますが、


こちらの夫婦も一般の夫婦の認識とはちょっと違う、

武家社会(支配者階級)の教育を受けた子弟の価値観があります。

ナショナリズムであったり、

個人主義であったり、

安易に迎合しない強い自己であったり、

夫婦である前に

風変わりで気難しい個の集団であるような感じがします。


正子氏は元元は薩摩藩の士族の末裔ですから、

武家風の雅な美意識を

知識として知っていたはずですが、


その土台の上に、当時の尖鋭な文化人の空気を見知り

感化され当時認知されて行きつつあった、民芸、雑器の類の

用の美を新しく発見し、それを紹介し一般大衆に

ファッションとして伝授していった、

そういう役割の人だったと思いますね。


財力が有り、センスが良いとこうなるんだわさビックリマーク

そういうものすごく文化的なお宅です。



49歳から始めるおしゃれの練習

武相荘のエントランスです。

新緑が美しい。どこもここも絵になります。


49歳から始めるおしゃれの練習

白洲次郎氏愛用の車のレプリカだそうです。

”お手を触れないように”って書いてあるぞー



49歳から始めるおしゃれの練習

こちらは」母屋出口の軒上のカロライナジャスミン。

ポツリポツリと咲き始めています。


49歳から始めるおしゃれの練習

母屋かやぶき屋根を庭から写したところです。

敷石の並べ方、建具、かやぶき屋根、

どこもここも抜かりなく、美しい。



49歳から始めるおしゃれの練習

母屋の庭にはしゃがが盛りでした。


49歳から始めるおしゃれの練習


こちらは離れ、多分ゆかりの方の住居かと

思います。

ぐるりと小山一つが探索路になっています。

やぶっ蚊、多しビックリマーク



49歳から始めるおしゃれの練習

また母屋に戻って、全体像です。

ここに艶艶の雉とらの猫ちゃんがいました。

しつこくしたら、ちょっと引っかかれたドクロ



49歳から始めるおしゃれの練習

こちらは、入り口近くの休憩所、

普通のつつじなのに、なんて素敵なんでしょう~



49歳から始めるおしゃれの練習

トイレ横の手洗い一つも、この凝りようです。


どこをカットしても、絵になる構図、

これを戦時中から作り上げていったんですね。

戦争の本当の情勢を良く知っていたから

食糧難と安全を確保するためこちらに移動したんだそうです。


う、う、ん。。。