小田急線鶴川駅からほど近い、
白洲次郎、正子邸、に行ってきました。
私にとって白洲夫妻は、
今はやりの骨董とか古民家とかのファッションを
先駆けたお金持ちのインテリと言うほどの
認識しか持ち合わせていません。
骨董の本で、イギリスの貴族階級の趣味として
ものすごく、奇怪なもの、変なもの、
そういう変わったものを集める風変わりな人が
多いって何かの本で読んだ事が有りますが、
こちらの夫婦も一般の夫婦の認識とはちょっと違う、
武家社会(支配者階級)の教育を受けた子弟の価値観があります。
ナショナリズムであったり、
個人主義であったり、
安易に迎合しない強い自己であったり、
夫婦である前に
風変わりで気難しい個の集団であるような感じがします。
正子氏は元元は薩摩藩の士族の末裔ですから、
武家風の雅な美意識を
知識として知っていたはずですが、
その土台の上に、当時の尖鋭な文化人の空気を見知り
感化され当時認知されて行きつつあった、民芸、雑器の類の
用の美を新しく発見し、それを紹介し一般大衆に
ファッションとして伝授していった、
そういう役割の人だったと思いますね。
財力が有り、センスが良いとこうなるんだわさ![]()
そういうものすごく文化的なお宅です。
武相荘のエントランスです。
新緑が美しい。どこもここも絵になります。
白洲次郎氏愛用の車のレプリカだそうです。
”お手を触れないように”って書いてあるぞー
こちらは」母屋出口の軒上のカロライナジャスミン。
ポツリポツリと咲き始めています。
母屋かやぶき屋根を庭から写したところです。
敷石の並べ方、建具、かやぶき屋根、
どこもここも抜かりなく、美しい。
母屋の庭にはしゃがが盛りでした。
こちらは離れ、多分ゆかりの方の住居かと
思います。
ぐるりと小山一つが探索路になっています。
やぶっ蚊、多し![]()
また母屋に戻って、全体像です。
ここに艶艶の雉とらの猫ちゃんがいました。
しつこくしたら、ちょっと引っかかれた![]()
こちらは、入り口近くの休憩所、
普通のつつじなのに、なんて素敵なんでしょう~
トイレ横の手洗い一つも、この凝りようです。
どこをカットしても、絵になる構図、
これを戦時中から作り上げていったんですね。
戦争の本当の情勢を良く知っていたから
食糧難と安全を確保するためこちらに移動したんだそうです。
う、う、ん。。。








