http://www.1101.com/yamato/2011-08-17.html
ほぼ日刊イトイ新聞の中の
クロネコヤマト社長木川さんとの東日本大震災時における
企業活動に対しての対談記事です。
○○ロジスティックス、最近倉庫の横壁にこう書いてあるのを
良く見るようになっていて、ロジスティックスって倉庫の事なのかな
って思っていました。
ロジスティックスって物流の流れを効率化する仕組みです。
ただ物を動かすだけだと、震災時に必要なものが必要な個所に
行き届きません。
そこを戦略的に考えるには、そういう訓練をされた技術者が
必要になってきます。
物流の混乱が起こった時、気仙沼ではヤマトに物流の整理を
丸投げしてやってもらったそうです。
その時、自衛隊はヤマトの指示に従って粛々と仕事を片付けたんだそうです。
へぇ~!
って驚きますよね。
国難と言う有事だから、官も民も無く手を取り合って
最善の道を選ぶ。
こういう時、市町村では専門家に任せない町もあったそうです。
色々だけど、そういう時、既得権益じゃなく
自分の手に負えないとき
どの方法が一番効率的に皆の為になるか。
ここを考えられるリーダーの存在は大切だなぁと感じますね。
有事の時、自発的に自分のするべきことをする。
これはものすごく大きな災害で、色々なもの、価値観が吹っ飛んだ時
本能的に人はやってのけるものだと思います。
それでヤマトの社員もその本能、DNAに従って
自分の生かすべき役割を担ったんですね。
もう一つ、
宅急便1個に付き10円の寄付の話、
最終的に年130億ほどになる寄付を
ヤマトでは企業ですから、自分の営業にかかわりが深い
水産業に寄付したいと考えたわけです。
寄付ってただ無償の奉仕では無く、
自分の税金をどこに使うか選ぶ権利でもあるって思っていましたが、
普通に赤十字とかだと、いろいろな分野に分散しちゃって
結局支援金額がしてほしいところに行かなかったりするんですよね。
それと普通に寄付すると税金で半分持って行かれちゃう。
だからこの社長さんは財務省と掛け合って
赤十字みたいな第三機関を作る事で法解釈の範囲内で
無税にする、という提案を勝ち取ります。
すごいもんです。
企業活動は営利目的ではあるけど、大きくなっていくには
人に信頼され、信任されなければいけません。
こういう活動こそ、その信頼の良い機会になるし、
その中で自分の会社の為有利に展開するには
知恵と技術と熱い思いが必要ですね。
時には利益より出来うることを優先する、
地域に根差すってこういう事なんですよね。
またそういう事をイトイ氏という広告宣伝のプロに
感じてもらう事、伝えてもらう事もすごく良い宣伝になりますね。
いずれにせよすごく良い意味で戦略的。