かねてから行きたかった
三菱1号館美術館
美術館がレトロで素敵なんですよね~
丸の内の美術館のパティオです。
中に入ってびっくりしました!
ロートレックは、大好きな画家です。
引きこもりのころマンガと一緒にロートレックの美術書を自分で買って
何度も眺めていたから、展示の作品はどれもなじみがありました。
ロートレックと言う人は子供のころ多分遺伝子疾患で両足の成長が
止まってしまって、そのことが作風に影響していると思われます。
彼の書く人物の顔つきは、グロテスク・・・・・
モデルのコンプレックスを強調したような作品は
女性には特に嫌がられたんじゃないかな~
ただ、時は印象派が認められ、新しい作風が認知される時期ですから
ロートレックの大胆な構図、内面を抉り出すような人物描写も認知され
生前から成功をおさめます。
細部をざっくり省略してテーマをクローズアップする構図が
出来上がる過程をデッサンから試し刷りへと順次展示されていると
どれを伝えたいと思うのか、解って面白いです。
ポスターと言う、瞬時に対象物の核心を伝えると言う機能と
ロートレックの作風は、上手く一致してもいたんですね。
孤独だった、引きこもりの青春時代、
彼のその身につまされるような孤独は心に沁みました。
退廃のなかに身を置き
その中で生きていか無くてはいけない人々を冷静に見つめ
決してさげすんでいないんですね。
ロートレック展は25日までだそうです。
機会があればぜひどうぞ。