今日は旦那のスーツが出来たと言うので
電車に乗って取りに出かけました。

途中乗換駅のロータリーでは
黒塗りの車体になにやら白いペンキで
難しい字を書いたワンボックスの上に乗った人が
演説をしていました。

数十秒横切っただけなので
詳しい内容等、まったく解りませんでしたが
前代の皇后の時の話などしていましたので
どうやら女帝についての話なのでは無かったのかと
思われます。

スピーカーからの大音声で、
なんだらの御世、何とかおわしまします○○
と最上級の敬語で話されていたのに

急に”皇后の旦那”であります。。。と来たので

えええ?ってびっくりしちゃいました。
皇后の旦那って天皇陛下ですから
こんな軽い言葉使いが、この場合あり得ないはずですもん。

まあ、ぶすっとヤラレルト怖いので
この辺でやめておきます。
ハイ良いんです、そんなことは。。。


話は変わって、

帰宅時には東京駅から
東海道の対面シートに久しぶりに乗りました。

進行方向側に私たち
対面側には40がらみの男女
女性はショートヘアーに白いものがちらほら
薄化粧に切れ長の目が印象的な細い女性

後から、とっちゃんぼっちゃんのような
ぽっちゃりした男性が座り

日没間際だったので、
日が暮れるのが早いね、とか
冬至が近いからねとかたわいのない世間話を
ぽつぽつとして、
数駅で男性は席を立ち
ホームに降りました。

女性は後ろを振り向きつつ
男性が席を立ってから
ずっと見送っていたのに

彼は振り返りもしないでマイペースで
エスカレーターの方に歩いていきます。

女性はしばらく見守って
あきらめたように、また前に体を戻しました。

私の方からは男性が見えましたので
なんとなく見ていたら
エスカレーターの順番待ちでその男性が
ふとこちら側を見たことが解りました。

”あ、こっち見てますよ!”

その、”あ”と心で思った時女性と目が合っちゃったんですが

何の関わり合いがある訳じゃないのに
声を掛けるのはそりゃ可笑しいわいと
気付き目をそらしました。

結局女性はまた後ろを見て
それで、最後エスカレーターを降りる男性と目が合う事が
出来挨拶ができたので、こっちまでほっとしちゃいました。

それから、
女性はうす暗くなった街の夜景を
ずっと見ていました。