還流の時代劇が面白くて
今も”トンイ”という李氏朝鮮時代の王朝ドラマを見ています。
イサン、やらチャングムやら何点か見ていて思うのですが
皆派閥争いに終始しているんですよね。
どちらも自分の方が正しいと
ドラマの主人公たちは自己の正当性を訴えますが
(なんといっても一族の繁栄がかかっているから命かけてます)
厳格な階級制度とその中での特権
その頂上に君臨していたのが王ですから
正当とはなんなのか?
なんだか気分は複雑です。
そういう内部分裂で一つの利権に群がる事ばかりしていたから
衰退していったんじゃないかと思われてなりません。
日本も江戸時代は徳川幕府を中心とした中央集権国家でしたが
ただ韓国と違うのは、幕藩体制を引いていて
地方が独立して政治を担っていたので
韓国のように派閥で一つのパイを奪い合う愚かな事をせず
独自の政策を行えたことが
幕末になると外様だった九州や関西方面の藩が経済力を
蓄えられてそれが、明治期に移行する礎になっているんですよね。
そんなことを韓国の時代劇を見ることで
政策が未来に与える影響の大きさが解りいろいろ視点が増えて
面白いものです。
歴史を考えると、今が解り
今の政策一つが未来の方向が決まっちゃうから
歴史を考える事って大切だな~って思います。