直接は存じあげなかったのですが
同級生の友人の友人が癌で亡くなって
そんな思い出話を、ぽつりぽつりと聞いたお話です。


いじられキャラでさびしがり屋で
大変人間味あふれる好人物だったみたいです。


癌の手術後は体力が落ちて仕事を辞めてしまわれたので
朝、散歩をすることで体力の回復を図っていたそうです。


その時に仲間の家の前に行くと


”○○君あ~そ~ぼ~って小さく声を掛けていたんだ”


出勤前にたまたま出会った時立ち話で
そんな事をしていたんだよ、って本人から聞かされたんだって
話していました。


体力が落ちて来たら
健常者の自分がお見舞いに行くことが心苦しく
親友なのに逢うことが出来なくなってきていました。


再発でしたから状況はだんだん悪くなっていたそうで
その日は、痛み止めをいつもより余分に飲んでいたようで
そのまま意識を失っていたそうです。


小さな金型工場の社長さんで
いつもいつも仕事の行く末を心配して憂いていたそうですが、

こうして心配しながら何とかやってこれたんじゃん、
それなら病気になるほど心が落ち込む事なかったのにね。。。


ぽつりと話す同級生の言葉に
友への優しい想いを感じました。