震災後

生きる事の厳しさに目が奪われて

自分自身の身づくろいやおしゃれ心など吹き飛んでいました。


それでもだんだん現実を受け入れていく事で

日常を守っていく事も被災しない私に出来る事なんだと

考えるようになりました。


震災後のTVでも民生委員の初老のご夫人が

身だしなみを整え老人宅を周っている映像をみても

この人はキチンと日常を保っているんだって安心感が

伝わってきます。


眉毛を整えたり

無駄毛の処理をしたり

パックをしたり


こういうことをしようとする心の余剰に

罪悪感が出てしまいますが

被災しなかった私たちはしっかりした生活を営む事でこそ

日本は普通に機能しているというメッセージにもなって

世界からの信頼を取り戻せる一歩になっていくんですね。