横浜にぎわい座、夜半あいにくの雪模様に
なりましたが行ったかいがありました。
楽しかったな~
落語はやっぱり生にかぎる
帰宅時
写真撮る前に、入り口でカメラ探す為座っていたら
なぜか私を見も知らない人たちがパチパチ写すんですよ
なにかしら、そんなに綺麗って思ったら
後ろに今日のプログラムが張り出されていました。
恥ずかしい。。。
今回はお酒が結構回ったお客さんが
たまたまいらっしゃいました。
始まる前から一人気勢を上げて、やばそうだな~
って思っていたら
突然周りのお客さんがその態度に怒り出して
”うるさいから出て行けけー”
って騒然となりました。
これね~ほんとにやの付く肉体系のおっさんだったら
こんなに強気に出ないと思うのね。
普段気が弱そうなおじいだから嵩にかかって攻め立てる
と言う感じでそれに加担したおっちゃんたち、
弱いものいじめみたいで
あんまり感じよく無かったです。
とは言え、そこは客商売
係員さんたちが、こちらが対処しますからと
早急におじいを外に連れ出して
事なきを得ました。ライブですね~
さてそんあこんなで劇的に始まりました二人会
最初は二人の掛け合い話から、
こんな美味しい話ですから
兼行さんはエジプトの暴動とからめ面白く話を進めます。
エジプトって兼行さんが旅行した時は日本のバスが
走っていたんですって。
”早稲田行き”とかの
ほんとに(エジプトから早稲田まで)走っているんですかって、
かい枝さんが聞いたらそれぼけすぎですって
掛け合いでも仲良しなのか息が合って良いテンポです。
さてさて、今回は
兼行さんは
バレンタインと言う創作落語
(この日しか出来ないのに作って~ってかい枝さんに
突っ込まれてました(笑))
それと蛙茶番
バレンタインが良かったですよ。
親父ギャグで嫌われる父親と
冷めた目で見る奥さんとの掛け合いが
絶妙です。
こういうの柳家喬太郎風ですが
ひがみが無い分体型ともども軽く仕上がっています。
かい枝さん
まずまくらでどこぞの大学で笑いの測定をするのに
横隔膜の振動をちゃんと笑った基準にするとかで
その単位が
”1あっは”なんですって、って話し
1あっはから最大900あっは!
なんだかふざけているんだか本気なんだか
変な事考えますね~
御自分の時はたまたま機械の不具合で
受けたのに測定不能って出てしまったようで
悲しかったそうですよ。
でもそのふざけた単位って結構つかえますね。
たとえば悲しさの単位は
”1えんえん”
あはは子供の泣き声のえ~ん、え~んですがな!
かい枝さんの悲しみは1億えんえん位だったかな
かい枝さんには、HPで”丑三つタクシー”をリクエストしましたら
本当にやっていただいて感激してしまいました。
私はNHKでこの演目を拝見して、
ぜひとも生で聞いてみたいと思っていたので
願いがかないました。
こちらは色々バージョンが有るのか
TVでは若い女性がお客さんだったところ
客層を見て(ジジババが多かったです)
おじさんがお客さんになっていました。
リクエストしていてなんなんですが、
丑三つのお客さんは若い女性と薄気味の悪い
どすが利いた運転手ってしたほうが
おねえちゃんの善人でビビリな様子と対比が
より際立って緩急がついて良いかな~なんて思いました。
おっちゃんどうしだと喧嘩ぽくなっちゃうからね~
ただそれくらいでは、このしっかりした話はびくとも
しませんよ。やっぱり自分がタクシーに乗ったかのような
臨場感、面白怖い落ち共にやっぱりよく練りきれた話しです。
隣で丑三つ聞いていた御夫婦が褒めていて
なんだか自分がほめられてるように嬉しかったです。
今回それと一緒にやった演目が
”天王寺詣り”
かい枝さんの古典の話初めて聞きましたが
力量のある噺家さんなんだな~てまたまた新鮮な
驚きでした。
普段は上方落語を聞く機会があまり無いので
もちろん初めて聞く話で
風俗等良く解らないところもありますが
露天のおすしやさんの所作
独楽やさんの独楽が回る様子
今は無いなんか不思議な玩具を売る様子
生き生きととても上手なパントマイムぶりで
楽しいです。
大阪の通天閣辺りの賑わいが
ぱ~と目に浮かんでくるしゃべくりで
聞き入ってしまいました。
犬の供養のための札についでに親の名前と
さらにまだ生きている兼行さんの名前まで持ち出して
日にち何時にしますかとああだこうだと弄んで、
こういうのは臨機応変に変えて遊ぶんでしょうね~
油が乗り切った二人のお話しすばらしかったです。
皆さん是非寄席に立ち寄って
ライブ楽しみましょう~