http://ameblo.jp/arokyabasai/entry-10704249447.html
アーバンオバンさんのブログを読みまして
とても気持ちが辛くなり
何かできるならと、どんぐりを近所の公園で
拾ってきました。
http://www.wwf.or.jp/activities/wildlife/cat1014/cat1015/
熊が里に出没し出した背景は
山の荒廃に原因があります。
高度成長期クヌギやならなどの実のなる広葉樹林を切って
杉などを植林した結果熊のえさが減ってしまいました。
また人間生活が奥山にまで及び
人間が育てる果樹や残飯を手に入れる事ができると
熊が学習してしまたのだそうです。
だから熊と人間が以前のように住み分けできる
仕組みがなにより無駄な殺生を防ぐ事になります。
針葉樹から広葉樹を植え替える事で
山を整理する事は治水面にも良いし
こうした大型動物がそれなりの個体数生存できると言うのは
それだけ豊かな自然が守られている事にもなります。
まず生きていけるだけの餌があるところに居るのが
本来の姿で、そういう自然の大きなサイクルを壊さない
事が人間に託された仕事だと思います。
しかし自然を整備するには膨大な費用も人手も
年月も掛かります。
今飢えている熊に何が出来るかと考えると
奥山にどんぐりを撒くという方法も
良いかなと思うのです。
本当はどんぐりなど餌を撒くのは
愛玩動物では無いのですから生態系を
乱すことになるかもしれないのでいけないのですが、
今年がどんぐりの凶作の年だという事で
特別、と思い送っても良いだろうと判断しました。
熊がこうして全国規模で里に下りてくる今の状況
を見て熊が増えていると判断している人も居るそうですが
里山に降りてくる熊が増えた事が全体数が増えたとは
言えません。
まず、状況を判断する為に全国規模で個体数を調査する
必要が有ると思います。
その上で山の許容量を超える数の生息地の熊が出たときは
初めて駆逐してよい訳で、
今のように闇雲な駆除は熊を絶滅させる恐れが出てきます。
最後に
http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a15600/kuma-hogo/kuma-hogo/apd1_1_2008020303140808.pdf
熊の保護管理マニュアルを載せて見ます。
豊かでなくなって来た日本の自然
熊や野生生物の里への出現は自然が危機に瀕している
警告であると思います。
