http://www.asahi.com/paper/column20101110.html
天声人語に”同調圧力”をキーワードに
異質なものを排除する心理について語られていました。


初めて聞いた言葉ですが、心理学の言葉で

少数意見の持ち主に、
多数意見に合わせることを強制することを指す。


団体での意思決定のときなど
”空気よめよ~”って事なのだそうです。


社会生活を行なっている限り、自分の主張を無尽蔵に
言う事が正しい事とは思いません。


会社でしくじる事は職を失う事に直結しますから
自分の本音は会社の利益や方針の為
隠して置かなくてはいけなかったりもしますし、

(こういう必要悪の矢面に立たされる場合も出てきますよね)


また自分の未熟さや甘えが社会側から見ると
物事の捉え方が浅いと思われているのを

そう感じてしまう場合もあると思います。


しかし数の力が絶対と言う訳ではなく
人はあっけなく数の雰囲気で引っかかる場合もあります。


たとえばクイズで回答者のさくらが
Bが答えだと言えば、そのさくらの人数が多いほど
その答えに影響を受けると心理学者のアッシュの実験
で証明されているそうです。


この時何が心理に影響するかと言うと
多勢に対して個人では自分の身を守りきれない
と言う死の恐怖なんだそうです。


先日ニュースになった自殺した小6の少女も
集団が同調圧力を加速させて
孤立化してしまった事に
絶望して自殺してしまったのかもしれません。


自然とクラス全体が自分の身を守る為
同調した行動を取ってしまったんでしょう。


なにか環境を変える工夫とか、

もう少しで中学だから
一生続く事ではない事など気がつけば
違ったのかもしれないと思うとかわいそうですね。


異質なものは、面白くないし目障りなものです。


だけど間違っていない場合もある


聞く耳を持つ柔軟な心は必要です。


同質なものは心地よいし安心だけどそれを守る為
それ以外のものを排除しようとする心理が働くのは


用心が居る


そうコラムでは書かれていました。