断捨離という言葉が流行っているそうです。

クロワッサンによれば、物をうまく使って滞りなくしまう技術
加えて、物への執着をいかに断つかという事。

なんだそうです。

不思議ですよね、
一昔前までは、”立って半畳寝て一畳天下とっても二合半”
などといって必要以上の贅沢を戒めていたものでした。

世の中は皆貧しく物は必要最低限しか買える余力も無いから
買わない、だから家にもあふれない。
これがごく当たり前の暮らしぶりだったはずです。

デフレ傾向になり、物があふれるようになり
その物が狭い住宅を圧迫していき
敷地の無駄を生み出すまでになってきているなど
なんとも皮肉な現実だと思います。

クロワッサンに出ていた漫画家さんは
トラック1台だかのものを始末し、空いたところに
美容機器を入れたんだそうです。

つまりこれは新しく生まれる物欲のスペース覚悟の為に
整理しただけのような気がしちゃいます。

断捨離とは違いますが大原照子さんの整理の本など読んでも
流行の服は買うけど季節ごとに人にあげるから
溜まらないだけで、実際に保管すれば溜まるべきところのものが
使い捨てだから溜まらないのです。

どちらもある意味お金があるから、
こういう横柄な使い方になっちゃうのかもいれませんね。

たた物にたいして使い続けない
失礼な接し方ってどうなのか
考えちゃいます。
発展途上国では着るものも満足に無い現実があるのにね。

断捨離って名前はすごいのに薄っぺらイ・・・・・・

物を大切に使い続けるために吟味する、
そして愛着を持って使い続ける。
そういう単純な生活を良しとする奢らない生活こそ
今後資源が枯渇していく現状を見据え、残された生き物とも
共に暮らしていく為のすべだと思います。

大量消費の為の手段としての断捨離では無く
物欲の満足から精神の満足を得る為に物を断つ
位まで昇華できるとなかなかすごいんだけどね。