http://www.entaho.com/arch/movie/drama/serious/extraordinary-measures.html


以前http://profile.ameba.jp/yuk03jp/
yukyさんのブログでアメリカに渡った友人の製薬会社の実話が
今度映画になるというお話を聞きました。


その記憶が残っていたところ、
サテライトと言うビジネス番組で
ハリソンフォード主演の医療映画の話題が出ていましたので
これかな?と興味を持って番組を見ました。


映画はブレンダン・フレーザー(難病の子供を持つ父親)、
ハリソン・フォード(難病の研究をしている教授)が、
難病、ポンペ病の治療薬を生み出すために人生を賭ける物語です。


難病の薬の開発はなかなか進まない現状があります。



なぜならは、そもそも難病患者は沢山居ないから
治験も何千人なんて人数集まるはずも無いし、


莫大な研究費を掛けても回収の見込みが望めないから
製薬会社はやりたがらないのです。


アメリカはこうした最先端の開発に国が援助の手を
差し伸べて居ます。だから上手く国を説得できれば
コストの壁を破る事が出来うるようなのです。


サテライトでは、映画と照らし合わせ日本の現状を
紹介していました。

日本でも、難病患者が新薬を望んで居ますが
アメリカと同じような現状があり、さらに日本では
国が難病の薬にたいしての支援が無いので
なかなか新薬の開発が望めないのです。


難病患者のお母さんが、どんなに副作用があっても良い
からなにか治る見込みのある物があるなら
作って欲しいって訴えています。


難病に関しては、一般の薬と違い安全性の前に
一刻を争う病状との戦いの中で、生き延びる賭け
のような薬でも欲しいと願う患者の要望があります。


黙って死を待つ身でありますから
僅かでも延命なり完治の可能性が見えるものなら
劇薬でも使うほうが良いと言う考えです。


(サテライトと言うビジネス番組ですから、この主張にスポンサー側の

思惑が沢山入っていることも考慮しないといけませんがね)


癌の新薬なども、実はこういう考えで
一般の薬より副作用の危険があっても
承認される場合が多いそうです。


癌とて20年前ぐらいまでは、患者に病名も告げない
死の病でした。
しかしここ20年ほどの間に告知はほぼ当たり前の現状に
なりました。なぜなら治療法が開けてきたからです。

抗がん剤は、物によっては10人に1人か2人しか有効で無くても
副作用が激しくても認可されます。


それは僅かでも生き延びる可能性が在る人を助ける為の処置です。


その中に入れないことは残念ですが
医療が癌と言う不治の病に対し
ぎりぎりの選択をしているのですね。


薬の副作用と言うものも
場合場合で一律に扱えないのです。


こういう積み重ねでまだ人は日々
生きる可能性を求めているのです。