http://www.asahi.com/health/news/TKY201008040482.html
山口市の助産師(43)が、出産を担当した同市の女児に、
厚生労働省が指針で与えるよう促しているビタミンKを与えず、
代わりに「自然治癒力を促す」という錠剤を与え、
この女児は生後2か月で死亡していたことが分かった。
この錠剤がレメディと呼ばれるもので、
この治療をホメオパシーと呼ぶそうです。
この事件の問題点ですが
助産婦と言う医師が、
ビタミンk欠乏による副作用を承知してい処方し
大切な赤ん坊の命を奪ってしまった事だと思います。
この団体では、ビタミンkの代わりになるレメディを容認
していたので、処方した医師の責任と共に
所属する団体に対しても落ち度は問われてくる可能性が
ありますね。
西洋医学では病気のケアーは得意ですが
心のケアーについてまで、なかなか配慮が行かない
場合があります。
私は、ホメオパシーはプラセボだと考えています。
しかしたとえば、コレステロールが高かったり血圧が高い時
西洋医学ではコレステロールや血圧を下げる薬を処方しますが
でも、そんなことより的確な食事療法の方が、副作用無く
健康に成れる場合も多いですよね。
そういう事を自分でやるには、なかなか強い心を
継続して保ち続けないとくじけてしまいますが
たとえば、ホメオパシーや他の代替療法によって、
心をつかむ事によって継続がやりやすくなるなんて場合
も有ると思います。
代替療法は、人により精神状態による不定愁訴には
大いに効いたりして、それが合うなら
そういう選択があっても良いと思います。
ただ、そういう時、代替療法の人は何にでも効くというけど
本当は伝染病とか、
栄養不足とかの原因がはっきりしているものについては
効かない事をもっと人々に啓蒙しないといけないと思いますね。
命にかかわる場合の対処がきっちり出来ないなら
規制もされてしまうと思います。
指導する立場の人はなんにでも効くと言った方が
患者の心を説得しやすいから
オフレコではそういう事を言うのじゃないかと思うのです。
こういう団体の末端の治療家は純粋だから
上の意思をコピーしているから、末端の一部の関係ない医師が
勝手に暴走するのではないのです。
こういう人たちのブログを一寸拝見していても、そう感じました。
代替治療にできうることを確実に把握して使えば
西洋医療では補いきれない、健康への啓蒙活動や心への
アプローチには効くのでは無いかと思うと、
なんか残念ですね。