3月20日(土)夜10時から
NHK総合にて放送された「追跡!A to Z」で
どう向き合う? がん“代替療法”という特集をやっていました。

癌に対する代替医療の意味を自分なりに考えると
それは治療法も無くなった患者さんの希望ということなのかなと。。。
生きたいと願う患者に打つ手は無いというのは酷な事ですからね。


また負担を軽減するアロママッサージや痛みの緩和の鍼灸などは

補助治療として良いものだと思います。しかし


番組内容の紹介ブログです。
http://ameblo.jp/cm115549901/entry-10486985556.html
一部抜粋しますと

45歳で乳がんとわかった女性は、医師を頼らずに、代替療法に頼ったが、
効果は無く、経営者は逮捕され裁判を待っている。
女性は何故、代替療法に頼ったのか?
それは結婚を控えていて乳房を無くすことの恐怖があったという。
インチキ治療院は’絶対に治る’といううたい文句で誘っている。
女性は医師の治療を止めて、この治療院に多額の費用を払っていったが、
リンパや脳に転移してほどなく死去した。
女性の父は、何故止められなかったか今も悔やんでいる。

この女性がやったのが免疫治療で、
「手術」「放射線療法」「化学療法」が三大がん治療を行なわず
免疫力をアップさせる民間治療に終始していて悪化させたようです。

話はそれますが、免疫力アップで癌が治るなどという
安保徹さん、
元は治療されていたと御自分でおっしゃっていましたが
最近は講演執筆活動が主な仕事みたいですね。

せっかくこれほど自信を持って、癌の治し方をお話しているのに
なぜ医師であるのに実際に治療して、症例を積み重ねて自分の主張を
実践しないのかすごく不思議です。

そしてこういう本を信じて実践して、上の女性のような悲劇が起こってしまうことが
とても怖いと思います。


癌の治療をする時
特に初期であるなら、通常のがん治療が最適であると考えます。
それはたとえば乳がんなら、自分のステージと癌の種類による生存率の
データベースがちゃんと有るから、
命を掛けるための資料がきちんと有るからです。

何人中何人に効いた、どういう状況で効いたという検査結果が
大雑把に言うとエビデンスだと思います。
エビデンスはなぜそうなるのか?なんて科学的な裏づけなど実は
必要なかったりするのです。

たとえば薬など
どう効くか仕組みも解っていなくても、
効く事が証明されれば認可されます。
またそういう薬がたくさん有ります。

代替医療でも何人中に何人効果がありましたときちんとデータがあるものは
試されても良いかもしれません。
免疫治療でも病院が治験的にNK細胞などを培養して身体に戻す
医療行為もあります。

もし代替治療をやりたいなら
必ず今受けている通常のがん治療を併用する事、

データの無い治療は
当るも八卦当らぬも八卦、
のような占いを信じる事と同じだと思います。