宴会での大皿料理、
なぜか最後の一つって食べにくい、
はい非常に食べにくいです。
我が家ではそれを”関東の一つ残し”と言って居ましたが
各地方でそれぞれ固有の言い方があるようです。
熊本では”肥後のいっちょ残し”
日本人の悪い癖
遠慮の塊
なんて表現もあるようです。
私はよいので食べてくださいと手を出さなくなること。
また、その残された物。
熊本では最後のひとつは家長(席主?)に食べる権利があるので、
その他の人は遠慮して手を出さない。
そういえば最後は結局年長者や実力者がお前食べなさい、って子供などに
分け与えたりもしますね。
肥後のいっちょ残しを食べると嫁に行き遅れる…
などともいわれ、こういうものを食べると秩序が読めない
気配りの無い女と嫌われるようですね。とほほ。。。
お隣韓国では、残すのは食べきれないほど料理を頂きました。
という相手方への配慮として残す習慣がやはりあるそうです。
残りの一つを食べると~~未亡人になると言う言い伝えがある地方もあるようですね。
宴会などでは遅れてくる人もいらっしゃるので、備蓄として宴会が終わるまでは
予備として残しておくという配慮もあるかなとも思います。
まあ未婚女性は決められていない大皿料理の最後は
食べない方が無難みたいですね
同じ一つ残しで、
柿の木の実などわざわざ一つ残しておく習慣も有ります。
これは神様へ実りを感謝してお供えする分として残すのです。
それは冬を迎える野鳥などの食べ物にもなります。
この実は
木守り
と呼ばれます。
貴重な食べ物を与えてもらった感謝の気持ちが現れていて
とっても好きな言葉です。