お化粧教室で、出会った人なのですが

お化粧が楽しくないそうです。

逆に何で楽しいの?って言われるほどで
なんと言うのか、自分の顔に化粧を施していても
まるでやらなければ赤点になっちゃう工作の課題の本棚に色づけ
しているような感じでこれをマスターして一般ラインを確保しておかねばと言う感じ。

普通の女性の心が良く解らないので、
ここで普通を習って外見を一般常識にしておく。
と言うだけで楽しいとか、うれしいとか、喜びを伴っていない

というか感情を封印しているかのようで

苦痛のようなのですね。。。。
写真撮影のときもすっと消えてしまいます。

会社のお勤めはされていらっしゃるのですが、勤務地を海外の辺境地に
希望を出していると言う事でなにか馴染めないのでしょうね。

私のへそ曲がりは、コンプレックスに由来していますが
元は楽しい事がしたくてたまらないのと、ちょっと感じが違うようです。

この人がその辺境地に行くと楽しい気持ちになれるから行くなら、
それは嬉しいことなのですが、もし現実逃避ならかわいそうだな、
なんていらぬおせっかいを思ってしまいました。

自分の感情を切り捨てる事で自分を守っているタイプ
失感情症傾向の人なのかなって勝手に思ってしまったのですが、

こうして教室を受けられたのは、本人になにか変わりたいという
気持ちが芽生えたからに違いないと思うのです。

1度も笑わずに困ったような顔をされていた彼女ですが
先生が手直しをした眉毛をしげしげと眺める姿に、
変わろうと頑張っているんだな!って
エールを送りたい気持ちになりました。