加齢に伴う保湿力の低下はいかんともしがたいところですが、


それ以外の外的要因はかなり自分で改善できますね。


私が今まで、どうにもこうにも改善できなかった肌荒れは、必ずメイクを続けた時に

起こりました。


メイク落としは、オイルクレンジングがダメでミルクにしたり色々試してみたのですが

クレンジング剤を使うことが肌荒れに直結している事は良く解りました。


その頃佐伯チヅさんの”頼るな化粧品”という本を見つけました。

その後チヅさんの講習に知人に誘われて行ったりして


クレンジング剤特にオイルクレンジングは洗浄力が強いところに持ってきて、さらに石鹸洗顔

をするダブル洗顔などしていれば肌のバリアーは綺麗さっぱり無くなってしまうこと。

潤いを保つ皮脂も肌を守ってくれる常在菌もこの強力な洗浄力の元では皆流れきってしまいます。


変な例えですが、ママレモンで身体を洗ってそのあと石鹸でまたごしごしなんて続けたりしたら

身体だって乾燥して粉がふいて来ちゃいますよね。


洗浄剤は油分を落とす目的で作られていますから、メイクも落ちますが

肌の皮脂も一緒に落としてしまいます。石鹸だってノンケミカルだからなんていいますが

落とす強度は変わらないのです。

また洗浄力が弱ければ肝心のメイクの汚れも落とす事は出来ないジレンマもあります。


ずっとそのようなジレンマを抱えてクレンジング剤探しをしていましたが、

知人から岡江美希さんのオリーブオイルでのクレンジングって良いと教えてもらい

脱洗浄剤を目的にオリーブオイルにシフトしてみました。


油の汚れは油で落とすのが一番だから、とても強いメイクでも浮き上がらせる事が出来ます。

問題はその浮き上がらせた油分の汚れの始末ですが、ここで洗浄剤を使っては

また逆戻りですから、極力汚れを少ない摩擦で移行することを心がけました。

その結果水分を含ませたコットンやタオルなら摩擦を最小限に抑えられる事が解り

今ではこのクレンジング以外はしなくなってきています。

洗浄剤はふき取りのタオルの汚れを落とすのに使ってますよ(笑)



チヅさんは旦那さんが亡くなった以後、お肌のケアーもろくに出来ない状態で

気がついたときは大変ひどい肌状態だったそうです。


それを救ったのが、コットンパック


コットンパックを毎日、しかも1日に何度もパックしたそうです。


”何度も”と言うところに意義が有ると思います。


肌の水分計を持っている知人に聞いた所、コットンパック直後の肌は飽和量に達して

水分量100パーセント近くまで上がるのですが、


それが数十分後には通常の水分量にもどってしまうそうです。


擬似的な飽和量を何度も繰り返す事で、肌の治癒をしているんですね。


閉鎖湿潤ラップ療法という傷の治し方がありますが、

http://homepage2.nifty.com/treknz/wound_care.html

期せずして同じ状態を作って

目に見えない肌荒れを治していた訳ですね。


コットンパックのやり方は、水に浸したコットンに化粧水を適量落として

数枚に裂いて顔に湿らせたコットンを貼り付けてパックするのです。

水分補給が目的ですから、コットンはあまり薄く裂かない方が良いと思います。

そして垂れるほど水分がびちゃびちゃなのが正解です。

精製水だけでパックする方法もあるのでお好きなやり方でなさってください。


その上にラップで水分蒸発を防ぐ為に蓋をします。

ラップをしない場合、3分ほどで浸透威圧の関係で肌に染み込んだ水分が逆流して

乾燥しますので注意が必要だそうです。


冬場は温度が低いので、コットンパックをレンジでチンして人肌に暖めておくと

飽和点が上がってたくさん水分を肌が吸ってくれます。


手間は掛かりますが、本当に効果があります。

ぜひぜひお試しください。