どうして肌は乾燥するのか?
体質や病気以外で考えられる原因を探してみました。
環境の要因
☆気温が低下すると温度を感知するたんぱく質の活動が不活発になり
細胞同士の接着が緩み、すき間から水分などの物質が通り抜けやすくなる。
http://kawanoasobi.blog81.fc2.com/blog-entry-1724.html
肌を温めることも有効性があるかも知れません。
佐伯チヅさんのサロンでは、施術中スチームをたっプリあて
冬場は手も暖めて、化粧水、乳液等も人肌に温めて心地よく刺激の無い状態を
作る努力をしているそうです。
☆湿度が低下すると肌は乾燥する。
☆日焼けすると肌は水分を奪われて乾燥する。
☆エアコン、電気が熱源の電気毛布、電気あんか、は室内の湿度を急激に
奪う。ただし石油ファンヒーター、ガスファンヒーターは燃えるとき
水蒸気を出すので湿度は保たれる。
http://cgi2.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20100106
電気が熱源の暖房機を使うときは加湿器の使用が有効。
加齢
☆加齢による性ホルモン分泌の減少
☆生理周期によるホルモンバランスの変化
☆ストレスによるホルモンバランスの変化
http://www.dryskincarenavi.com/article/112125876.html
加齢が進むと、ホルモン分泌が減少するばかりではなく
皮脂の分泌も天然保湿因子の生成能力も低下します。うげげ!
生活習慣
☆睡眠不足が続くと肌を再生する能力が落ちる
☆タバコは血行を悪くし、肌に必要なビタミンを破壊してしまい、
免疫力も下げてしまいます。肌の乾燥とくすみが起こり易い。
☆バランスの悪い食生活
肌や細胞を作る基となる、たんぱく質、脂質、それらが動く為の触媒
としての補酵素の原料である野菜皆揃っていないときちんと細胞分裂が
なされなくなります。
☆病気など体力が低下している時も、生命維持に栄養分が使われ
身体は肌になどかまっていられないから荒れたり弾力が無くなる。
刺激物質
☆髪の毛や手が触れる刺激、ウールや麻、化学繊維などざらざらしたものの刺激
☆グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸を使ったピーリング
(お酢やヨーグルトやフルーツでのパックもピーリングに準ずる。
☆サルチル酸でのピーリング
☆トレチノイン(ビタミンA誘導体)ハイドロキノン(漂白剤)
一世を風靡したオバジシステムで辛い思いをした人結構居ましたよね。
トレイチンは肌を薄くする副作用もあるので肌うすの人には怖いです。
☆ビタミンC誘導体
☆洗顔料
クレンジング剤も含めて洗顔料は皮膚の表面の皮脂などを一旦
取り去った状態にします。
オイル→クリーム→ジェル→ミルク→ローションタイプクレンジング
と刺激は弱くなります。
石鹸も肌の皮膚を奪うと言う事では、ケミカルなクレンジング剤と
同じ効果がありますから肌はこちらも洗顔後無防備状態になります。
☆アルコール
肌の水分を奪いますし、アルコールの殺菌作用は肌の常在菌まで死滅させるので
バリアー機能が低下してしまう。
☆肌への摩擦
摩擦で目に見えない傷を肌に作ってそこからバリアーが壊れたりする。
☆ケアーのしすぎ
自然の老化は抗えないものですが、そのほかにも自分で乾燥肌を作り出していたり
する事も多そうですね。
なにかトラブルが有る時、より強い薬剤を使って治そうとするより
トラブルとなる要素を取り除いて、肌本来が持っている治癒力を最大限に生かすほうが
良いような気がします。