普段人付き合いをするとき、円満な関係を保つ為
自分の内面の話はなるべく避けて通ったりします。
たわいのない話しかしない友人や知人御近所さんには
私が本当はどういう内面を持つ人間か解らないんじゃないかな。
私なども姉や子供の時からの友達と話していて
何十年も付き合っていて最近ひょこっとした話から
”え、こんな事当時悩んでいたんだ!”
なんて驚く事もあります。
人を本当に知るには、心を割って話せるようになれる環境や時間が必要なのですね。
私は自分の性格で自己中心なところと軽薄なところがある事が
とても嫌いでトラウマだったりします。
対外的に良い人に見られたい、と言う意識も
強いので相手と深く付き合うと自分のいやな部分を相手に
悟られて軽蔑されてしまうのではないか怖くてある程度仲良くなると
自分はそんな人間ではないと、
付き合いをふさいでしまう事もあります。
対人関係を上手に築けない人なんですね。
先日年上の尊敬する友人とお茶をしていてなんとなくそんな話になりました。
彼女は友人も多く誰にでも好かれる憧れの人なのですが、
その彼女が
”私も自己中心的なのよ”って、
えっ?って聞き直すと
私だって自己中だしずるくもあると思います。
それは誰もが持っている部分。
それを内面に包み込み外に見せないだけの事だと・・・・
品格って実はそういうものかと思うって、
自分の感情を置いておいて相手を思いやったり労わったり
処世術として身についてしまったけど、本当は自分の感情を抑えているわけだから
とっても疲れるそうです。
だからやっぱり沢山友人が居るように見えても本音を言える本当の友人など
そうそう居る訳では無いのだとおっしゃっていました。
皆が持つ感情を出すか出さないか、堪えるか堪えないかの違いで
持っていないわけでは無いのね。
視野の狭い自分だな~って、笑っちゃいますね。
人は皆悩みを持ち、そして悩みを隠して生きています。
そういうものなのですね、人間は。
自分だけ、と悩んで落ち込んでいる時は周りが見えなくなるけど
ふとしたヒントでちょいと周りを俯瞰することで
悩みと戦い前向きに立ち向かっている事が当たり前のことなのだと
気づかされます。
彼女は
自分はまだまだ品のある人間にはなれていないけれど
≪スマートな人間になりたい≫
向上心を忘れないように生きたいですね。
とも言いました。
前向きな彼女に勇気をもらいました。