ピアノの先生として・・教え子の成長はとてもうれしいものです。たとえ離れ、卒業し巣立っていった子も今はこうしているんですよ~と伺うとうれしくなります。


生徒の入学、進学、誕生日、クリスマス等 折に触れ 笑顔が見たいからわずかなプレゼントをしてきました。


ただ、こちらの思いが通じない、逆効果なのが判ってがっかりした事がありました。


生徒さんの誕生日、小さなプレゼントを用意して待っていました。

玄関あけたとたん「なんかくれよ~今日くれるだろう」そういうのです。

「こんにちは」ではなく。物をくれ、貰える権利があると主張する。


その前からなんだか変だな~と思いましたが、いままで何かをあげてきたことが逆にそういうものが当たり前と思い主張させてしまったのだな~ととても残念でした。


音楽・芸術は情緒教育と以前は言われていました。今は、都会の住宅事情、復習が必要な習いごとを避ける傾向にあるので、スポーツ系の習いごとに流れています。


音楽を伝えてあげることは出来ても・・・何かに感謝する気持ち。素直にものごとを捉える気持ちはピアノでは伝えきれないものがあるんですね。


また、習った事が自分の時間を勝手にされたと言われた事に対して、頂いたお月謝を全て返却しないまでも、私が他の事や仕事、用事を犠牲にして、調整したレッスン時間を返してほしいな~ と感じました。


子どもの言葉です。でも、ずっと根底になければその言葉は出てこないでしょう。


たとえ、様々な事情で音楽・ピアノから離れたとしても・・

私は・・その子、その生徒さん一人ひとりに、その瞬間責任を持って指導に携わり、将来 音楽のテストの一点でも取れるように誠意をこめレッスンをしてきたことには自信があります。


音楽聴いて楽しいな~ また何かやりたいな~と思った基礎はそのレッスン時間や年齢経験によって、違いますが・・ 音楽が好きにして送り出しているはずです。


思いはこの瞬間、期間通じなかったけれど・・ 何十年も後に 音楽やって習ってよかったな~そう思ってもらえるように、新しく出逢った生徒さんたちには、より誠意を持ってレッスンをしたいと思います。