田中ひかる

明治を生きた男装の女医 高橋瑞物語


を読みました。


高橋瑞(たかはしみず)は、荻野吟子、生澤久野に続く日本で3人目の女医です。


女に学問は不要、とされた時代。

女は医者にもなれず、医学校にも入れず…

医者になりたいという志高い彼女たちは、なんとか女子にも門戸を開放してほしいと必死に請願し続けます。


荻野吟子、生澤久野や同時代の他の同志たちの話も書かれています。


森有礼、森鴎外、津田梅子や大山捨松の名前も出てきて、先日読んだ柚木麻子の「らんたん」にも繋がるところがあり、とても興味深く読めました。

この時代好きだわぁ。


淡々と書かれていますが、その並大抵ではない苦労にジンとくるものがあります。


印象に残った言葉は、

「人は群れずとも連帯できる」


とても良い作品でした。









5月期限の大庄優待券は、最後のものと次のものも使って、やはりお魚総本家でした。


今回はお刺身定食、1980円。


ご飯がツヤツヤで美味しいのはいつものことで嬉しいですが、欲を言えばいつも小鉢2品が同じもの…

せめて月替わりとかにしてくれたらいいのにな。