ありがとう

ガラケーと


お別れしなければならないときが


訪れました



それは ブログとのお別れを意味しているのかも



新聞や本を読んだり
文章を書いたり


ますます
遠のいていくのが
目に見える



便利さに時間を泥棒されないように


ガラケーがワタシを守ってくれていた


ラインじゃ
本当の友達は選べないし
繋がれない


ちゃんと会ったり
電話で話さないと


ワタシはガラケーに
ありがとう

封印と解放

あたりまえであった言動を


心の中に頑丈に閉じふさいだから


もう表にはでない


嫉妬と寂しさを封印するためには


この情熱は邪魔になる


解きゆるした
自分勝手な禁止ごと


いとしさも
フラミンゴも
眩しさも
甘えも
弾けた声も顔も後ろ姿も


住み着いた散らばった想いは


もう過去


あのこのいいところをみならって


美しい過去

軽やかさの秘密

焼き菓子ってどんなふうに販売してるのか


突き止めたくて
お気に入りのお店に行ってみた



ここは美術館


焼き菓子は後回しにし
大好きな常設作品を
１時間近く眺めていたとき


感度も良くセンスいい館内BGMが流れていることに気づく


違う
やわらかい音だ


尺八とフルート奏者がロビーでコンサートをはじめたのを知り


再入場できることを確認し常設作品展示室から
ロビーに向かう


こころが散らかりっぱなしでたどり着いた美術館


即席の芸術に漬けこまれ
軽やかになる


雲の切れ間にいるかのように


芸術と自由と愛


もう少し自信がもてれば
まっすぐにあなたを思える日がくる