(あらかじめお断りしますが、長いです。)
先週月曜日、夕刻。
珍しく定時で仕事を終え、
保育園から子どもたちをかっさらい(笑)
東北道を少し北上して二本松インターを降りる。
4号国道に入ると右折レーンが大渋滞・・・まさか・・・
会場に行く交差点ですでに大渋滞。やっとのことで
会場駐車場入り口に辿りつくも
「満車ですので市役所の駐車場へお願いします」
と言われるありさま。
ほんとうにみなさん切実な思いで会場に駆け付けたという
印象を受けました。
お忙しい中福島県にいらして講演してくださった武田先生と
今回の講演をコーディネートしてくださった方々に
まずは感謝申し上げたいと思います。
ここでは講演の詳しい内容は長く書きませんが
(詳しくお知りになりたい方はぜひコチラ をお読みください)
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*今放射線を放っているものは放射性「物質」だということ
*とりあえず3月の大きな爆発の時に途方もない量の「物質」
が出てしまっているので、原発の終息を待つのではなく、今すぐ
に大掃除を始めなければならないこと
*国が暫定的とはいえ決めている学校の屋外活動の目安
は世界中で年間1ミリシーベルトと決めたことに反しているということ
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ほんと、放射性物質に色があったら、みんな必死に掃除する
だろうにね・・・。
でも実際には通常時の何十倍という放射線量の中で子どもたちが
除染されるまで生活するのは、やっぱり難しいのではないか?
と生活していてじみじみ感じるところです。
校庭の体育はなし。
運動会も秋に延期(それもできるの?)
校外学習もなし。
生き物観察も教室でできるものだけ。
夏のプールもなし。
通学は帽子・マスク・肌をできるだけ
露出しない服装・・・
保育園は一日中室内の活動のみ。もちろんプールもなし。
こんなことって、例えば半年とか1年とか我慢したら、あとは
安心して生活できます!っていうのでも我慢するのは
大変なのに、いつまでだかわからない中でこの生活をする
のは、大人だって大変、ましてやこどもたちが健全に育つ環境
でしょうか?
20ミリを1ミリに変えさせることはもちろん必要なことだけれど
こどもがこどもらしく暮らせない時点で、舵をきる必要がある
のかもとも思ったり。
とはいえ、仕事だって「はい、やーめた。」とは簡単にいきません
から(当然です)こどもたちには我慢ばかりさせて申し訳ない
けれど、とりあえず今学期はこのまま、最大限気をつけて
(特に内部被曝に)過ごすしかないと思っています。
ワタシの精神状態も日によってマチマチ((+_+))
こどもたちやパパさん、両親に心配かけていること
申し訳ないと思っています。
でも、5年後10年後に「ママ、あの時守ってくれてありがとう」
と言ってもらえるような未来にしたい。間違っても
「どうしてあのとき守ってくれなかったの・・・」とだけは言われ
ないようにしたい。そのためならできること何でもするよ、ママは。
避難すればいいのにというお言葉、ホントに最もだと思います。
ですが、福島のママたちは、震災以来仕事に家事に食事に水に
ほんと気を使って生活し、次々と出てくる最悪なニュースに絶望し
もう考えたくても考える力があまり残っていないんです。
ともすると
「大丈夫だって、気にしすぎ」
といわれつい気が緩んでしまいそうになることだってあります。
避難するのが最善策だということを承知で、でもここにいたい
という素直な気持ちに向きあい、現実を受け止め、情報を自分
なりに精査し何とか暮らしているのです。
少しでいいので、じっくり考える時間がほしい・・・
働くママも自宅でがっぷりよつで子どもと接している専業ママ
だって同じはず。 冷静な頭で冷静な判断をしたい。
だって、人生の大きな岐路だよ、これってさ。
「郡山のこどもを守ろうプロジェクト」
経過報告
◎学校にエアコンを設置
→二本松市は全校に入れる措置がとられましたが、その他の
線量の高い中通り地区の学校は、扇風機やよしずなどでしのぐそう。
(郡山市は保健室にエアコンを導入するそうです)
もちろんエアコン設置が基本だという考え方に変わりはありませんが
決定が出た以上は従うしかありません。窓を開放した際の線量の
変化を調べていただいたりしているので、学校から出される情報を
しっかりみていきたいと思います。
◎校庭の表土除去
→郡山市から始まって、各市町村で除去が実施されています。
しかし、土の上下入れ替えや、深く掘って保管という方法は
最終的に地下水源を汚染する恐れがある以上賛成はできません。
放射性廃棄物としてきちんと処理することが必要だと思います。
そして、今は数値の高い学校から実施されているようですが、
結果として、当初たかかったところが、表土を削ってみたら
低い学校より低くなった事例もあるようなので、やはり、全ての
学校で表土除去はすべきだと思います。
そして、上から汚染されていない土を入れて、定期的にモニタリング
してほしいです。
◎夏休みの一時疎開について
→ただいま南会津に夏休み中の臨時保育所および学童クラブを
立ち上げようと模索中。
全国で子どもだけ受け入れるサマーキャンプなどもたくさん計画して
くれています。母子避難で食事付きの宿を無償提供してくださったり。
本当にありがたいことです。
しかしながら、多くの福島にノ残る母たちは仕事があります。
そこで、仕事の都合がつく限り車を飛ばせば2時間で行けるところ
で汚染の度合いができるだけ低いところという条件で場所を探しました。
まだまだ手さぐりですが、自治体の方の協力をいただきながら
構築していけたらと思っています。
ワタクシの【ツイッターから・・・】
フルタイムワーママには避難を決断する時間がなさすぎます。
震災から働き詰めでこどもの食事や水に細心の注意をはらい、
周りにノイローゼ扱いされ皆体も心もボロボロです。
そこで、夏休みの間、せめて働きながらでも何かあれば
駆け付けられる距離で臨時の保育所兼学童クラブを開設したいのですが、
お力を貸していだけませんか?
候補地は南会津町。廃園した保育所を使用できるところまで
話ができています。あとはボランティアで保育してくださる方を募りたいです。
(ずっとでなくても何日かでも構いません)
現在の南会津町は空間放射線量が平均して0.08と、
東京とほぼかわらない数値です。(土壌についても限りなく低い汚染レベルです)
郡山から車で2時間強、関東方面からは浅草から電車もあります。
保育分野の学生さんや小児科医を目指す医学生、資格保有で
今は働いてない保育士の方など、力を貸していただけないでしょうか?
長々お読みいただきありがとうございました<m(__)m>