流産の兆候~悲しい報告~ | 愛しの3匹のこぶた~長男とミックスツインとの愛しき日々~

 
流産の兆候~出血~



私は幼い頃から

『ママになるのが夢』

そう口にしていましたし、

子供が好きで、子供と携わる仕事にも就きました。

故に、母は私が子供を望んでいたことは十分に分かっていたと思います。


でも、結婚し月日が経っても妊娠の報告がない。

心配しないわけがありません。



私と母は喧嘩もしますが、仲が良い方だと思います。

結婚前は毎年、旅行飛行機にも行っていましたし、shoppingやお食事にも一緒によく出かけます。


でも、日々の出来事はたくさん話しますが、悩みを相談することはありません。


それは

心配をかけたくない。

という想いと

自分で考えて決断を下したい

という気持ちからです。

故に、いつも大きな出来事は事後報告でした。



だから、母も聞きたいのに聞けない。

それを分かっていても
子供のことを自ら話すことはありませんでした。


なぜなら、聞かれても何て言ったらいいのか分からないから。。。

努力してもどうにもならないこともある。


結婚してからの5年の間に1度だけ

『子供はいらないと思っているの?
それとも、できないの?』

と母に聞かれたことがあり、

その問いにあやふやに答えたように思います。


触れてほしくない

そんな私の態度を感じたであろう母は

それ以降、聞いてくることはありませんでした。


そして、母は2度の流産経験があります。



そんな母に悲しい報告をしなければならない。

そのことが何よりも辛かったです。



妊娠判定を頂いた時も
一般的な流産の確率の高さに
すぐに妊娠報告をする気にはなれませんでした。

少しでも『大丈夫』と思えるくらいにならないと...


考えた末に

毎年帰省する年末年始

ちょうど12週を超えるので

その時に報告しよう。

そう決めていました。


なのに...

まだ5週。


入院はせずに実家で絶対安静をすると勝手に決めた以上、報告しないわけにはいきません。


できるだけ冷静に淡々と伝えよう

そう思いながら、母に電話をかけました。


いつも通り明るい母の声。

一言も言葉が出ません。

ただただ止めどなく涙がこぼれる。


やっと嬉しい報告ができるはずだったのに。

こんな悲しい報告をしないといけないなんて...


ただ泣く私に母も動揺していました

『どうしたの? 何があったの? 
泣いてたら分からないよ。ちゃんと話しなさい』

とても心配している。


私は

『お腹に赤ちゃんがいるの。
でも、多量に出血しちゃってて』

それだけ伝えるのが精一杯でした。
  

すると母は一呼吸おいて、  

『今、どこ? 今すぐ迎えに行くから。』

動揺していた母はもういません。
何も聞かず、
後ろにいる父にテキパキと指示を出し動き出しています。


『○○(夫)が送ってくれるから、待ってて。
しばらく実家で過ごしたい』

そう伝えると

『分かった。○○君(夫)に変わって』

そう言い、夫にも何か指示を出していました。


やっぱり母は強い。

実家に帰る道中も母から他愛ないLINEが休むことなく届きました。

そして
『何か食べたい物はない?』


『悪阻があって気持ち悪くて食べたい物があまりない』
そう答えると

『とりあえず食べられる物を列挙して!』

と。


母とのLINEのやり取りのお陰で余計なことを考えずにすみました。


実家に到着すると

すぐに寝れるように布団が敷いてあり

私が到着するまでの1時間半の間に

LINEをしながら

父に指示を出し

自らも動いていたようで

食卓には私が列挙した食べ物と大好きな食べ物がたくさん並んでいました。

『普段でもこんなに食べられないよ』

と笑うと

『どれか1つでも、1口でも食べられればそれでいいからウインク

と...。

母の深い愛情を感じました。



お母さん、ありがとう。

そして、ごめんね。

心配かけて。
 
本当にごめんなさい。


待ちに待ったであろう妊娠報告がこんな悲しい報告で...。


私もこの子に

そんな強さと深い愛情で包み込める

そんな母親になりたいよ。

この子に会いたい。




猫しっぽ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫あたま

ママは君たちにとって、

あの時の母のように

強くて温かい

そんな存在でいれてるかな?


産まれてくることさえ難しいと言われた

長男と長女。

そんな長女を守り、一緒に連れて産まれてきてくれた次男。

君たちがその手を放さずにいてくれたから

ママは君たちの母になれたんだよ。

必死にしがみついてくれた君たちの

その愛しい手を

今度はママが大切に守っていくよ。

ママに会いにきてくれて

ママを母にしてくれて

ありがとう。