今日は、久しぶりに、知り合いが主催している

カナダの子育て本「ノーバディーズ・パーフェクト」の読書会に参加した。

この会は必ずしもこの本をテーマにしているわけではなく、

前回、わたしが参加しなかった会には、

メンバーの提案で、「夫とのかかわり」について座談会をしたらしい。

主に、子育て中の母親が、日ごろ思っていることをテーマをきっかけに話し合うことが

目的になっている。

主催者は、40代で子育て中の主婦をしながら、大学院に進学して勉強をしている、

スペシャルママである。

わたしも30代で、通信制の大学生をやっているし、

学んでいるのが心理系ということで、なかなか話題がもりあがる。

この歳で、大学などへいって、現在金銭に直接結びつくわけでないことを学ぶことは、

一般の方には理解できないみたいなので、なかなかこの話題は出すことができない。

昨今は、なんでもかんでも「資格」で、

ちょっとしたものでも、なんとかという協会やら認定施設ができて、

いくらかお金を払って、セミナーか教材かを受講するともらえる資格がごろごろしている。

資格取得者になると、その協会の「認定なんとか」になれて、

もっともらしく、お金をもらいご商売をすることができる。

わたしも、携わっている活動で金銭を得るのならば、手っ取り早く

そういう資格をとったほうが早いだろうし、

大学よりも簡単だろうと思う。

でも、今日参加した会の主催者も、わたしも、

「きちんとしたことを学んでみたい」

という共通認識を持っている。

必ずや、今の努力が報われると信じている。


さて、この会は、ノーバディーズ・パーフェクトの認定ファシリテーターの

講座ではないので、資格も持っていないし、規定に準じてはいない。

あくまでも、読書会なのだ。

今日取り上げたテーマは「親」の章の

<子どもを虐待しそうになったら>、<子育ては助け合いながら>、<価値のあること?>。

この最後の項目は、わたしが持っているNPの本には載っていなかった。

もしかしたら順番が入れ替わってどこかに載っているのかもしれない。


参加者はわたしだけだったので、主催者とマンツーマンで、読みあって、

内容の感想と、自分が思うことについて話した。


わたしが思ったのは、このテキストはカナダ政府が作っているので、

若干環境や文化についてのニュアンスが違うということ。

「絶対に子どもをたたいたりしてはいけない」

という文言があるが、日本は、どちらかというと、しつけと称した体罰が容認されている

文化だと思う。

自分たちも、なにかと体罰を受けて育ってきているだろうし、

突然に、「たたいては絶対いけない」といわれてもとまどう人もあるだろう。


わたしは、日常的に子どもをたたいたり暴力をふるうことはしないが、

もしかすると、ことばによる暴力といった面では、こどもが傷つくようなことをいっているかも

しれない。

さて、本の中には、もし子どもをたたいたりしてしまいそうになったときに、

気を紛らわす方法として、クッションをたたく、大声をあげる、走る、とびはねる、

といったことが例に出されていが、気性の激しい(とおもわれる)欧米人とちがって、

日本人はそういう、感情の逃し方はあまりしないかもしれない。


効果的かどうかわからないが、以前住んでいた地域の先輩ママがいっていたのは、

「こどもをぶちたくなったら、風船でたたけばいいんだよ。

 たたきたいという自分の気持ちも満たされるし、子どもは痛くないしね」

ということだった。

はたして、これがいいことかどうかはわからないが・・・。


また、わたしが参加した、ある団体の子育て支援講演会で、

ある女性社長の子育て談をされたときに、聴衆が

「子どもが悪いことをしたり、いうことを聞かなかったらどうするんですか」

という質問に対して、

「わたしはたたきます」

と堂々と言っていた。

それもどうかと思うが、しつけの範囲内ならば許されることなのだろうか・・・?


また、次のテーマの助け合いについては、

テキストの提案では、近所の子どものいる人に預けあいを提案するといい、

とあった。また、誰かに親切にしてもらったら、同じことを別の人にしてあげるということだった。


わたしは、近所に預けあいをするほど親しい人はいないし、

きょうだいや義理の親など、最後の砦はあるにしても、よっぽどのことでないと、

家族に手数をかけさせるのも、大ごとになってしまうので嫌だと思っている。

こどもを自分の都合でどうしても預けなければならないときには、

「それに値する口実」のあるときは、家族に、

「そこまででない口実」のときには、有料サービスを使うつもりでいる。


現在は、こどもが小学生と幼稚園児で、小学生は短時間なら留守番ができるし、

幼稚園児は預かり保育を利用できるので、大変助かっているのだが、

これから、出産を控えて、乳児を預かってもらう先を確保する必要がある。

そういえば、もう着々とその時は近づいているので、リサーチしなければ。


最後のテーマ、価値のあることに関しては、

子育てがとてもやりがいのあることで、自分を好きになれば、子どもも自分を好きになる、

といった下りがあるのだが、

「わたしたちが自分でいろいろとよくやっているなと自己肯定感を高めても、

 夫が一番台無しにしてくれない?」

という話題でかなり盛り上がった。


わたしも、最近夫とは意見の相違というか、いろんなところで衝突しているし、

主催者も、いろいろとご主人さまとはケンカが絶えないらしい。


仲良しの夫婦がうらやましい限りであるが、

それでも離婚に踏み切れないわたしたちの問題もあるだろうし、

やるべきことがあったりして、とても難しいと思う。


ただの子どもを遊ばせる目的の育児サークルや、

おしゃべり会では「たあいのないはなし」という差し障りない話題に終始するのが常だけど、

テーマがあって、そのことに忌憚なく話すことができる場は大変貴重だし、

必要としている人も多いと思うが、

なかなか仲間が増えないらしい。


それにはわたしも思うところがあるのだが、運営を担っているわけではないので、

あまり口出しするのもよくないと思っている。



将来、その主催者が「資格者」になったら、これを仕事にするのだろうな、

きっと今のうちだけのことなのかもしれないなと思いながら、

子育てして、いろいろと悩み、人の痛みがわかる人ならではの、

強みをいかして、社会で活躍してくださることを心から願っている。