立て続けに前回の続きです。

 

大学生になったからと言って人間性が劇的に変わる、なんてことはなくそのままです。

小中高とどうにか生きてきましたけど、大学は…最後に帳尻合わせて終えることができるのだろうか。

 

とにかく成績は散々たるものなので間違いなく推薦(就職)などは無理なわけで。

一般入試でしかも全学部日程で入学しているレアキャラ(聞かれて驚かれるらしい)がめっちゃどアホで、格好悪~

恥ずかしくならんのかな、いや、誤魔化し上手だから、さも余裕風で居てるんちゃうかな。

アカンアカン、そういうのはアカン。

 

母からの闇指令

キメてる「こうなったら他者からの助けが必要だ。お前さんは優しい真面目女子と仲良くなり、ノートや課題を助けてもらいなさい。持つべきものは親切な賢いお友達、しかも女子だ。格好つけず、常に困ってそうにしておくんだ。そうすれば手を差し伸べてくれるはず。甘え上手作戦だ。」

 

女子の方がしっかりしてるし、男子から頼られて期待に応えようとする母性の高い女子がいるのではないかという作戦である。

頼む、優しい女子の皆さん、息子くんを助けてくれお願い

 

親子共に他力本願に転じた瞬間である。

 

そして学校生活以外にも心配はある。

部屋の片づけは順調にできており、掃除も1日2回もしているらしい。

食事も寮だから日祝以外は安心だし、洗濯も問題ない。

ここは意外とすんなりだった。

 

ただ、お金がない。

 

仕送り無しで頑張ると言っていた息子くん。

手元にあった10万円は底をつき、口座に入れた30万円も早々に手をかけ、アルバイトで補填するつもりだったらしい。

 

しかし、肝心のアルバイトが決まらない。

 

6月末の日曜日、ふいにアレクサで連絡すると、お金も無くこの日は朝晩の寮飯が無いので

 

えーん「寿司が食べたい~」と飢えていた。

 

可哀そうに思え、仕方が無いのでAmazonにあるスーパーのライフを経由して息子くんに支援物資を送る。

 

 

 

 

 

そう、これは便利なんですよー

息子くんの居住エリアをサポートしているライフが、こちらでネットで注文したものを予約した時間に即日送ってくれる。すごく早いし予約が混んでないし、しかも送料390円で。

これを使えば、寿司でも冷食でも惣菜でも野菜でも生活用品でもなんでもスーパーで売ってるものは即送れる。

 

お寿司やら惣菜やらジュースやら麺類やら5000円分くらい送ってあげました。

遠くに居ても、すぐに手配して部屋に食料品を届けられる。

ある意味出前館みたいなのもいけるってことか。

 

なんて便利な世の中キラキラ

 

現金渡すと何に使うか知れたもんじゃないので、こうやって欲しいものをすぐ渡せるのはいい。

 

とはいえ、息子くんも危機感が足らない。

お金はないのに働きもせず、必死に職探ししているとも思えない。

息子くんを6年生から発達の経過観察してくれている病院の先生からの「学校や生活に慣れることが第一なので見守って良いと思います」という助言に沿って黙ってみているが

 

4月・・・・一緒に上京した友達と選り好んで決めたアルバイト先2件に応募するも自分にだけ音沙汰なし。配達のバイトができるよう教習所申込。

5月・・・・ガスト系列のファミレスに応募、面接受けるも連絡なし。この時点で4件(書類2件、面接2件)

6月・・・・サークルに勤しみ、活動せず。梅雨でテンション下矢印もあるのか。教習所に入校もしておらず。

7月・・・・バイトよりテスト優先とか格好つけて活動しないのでせめて運転免許でも取れと教習所通い開始

 

まぁ、こんな感じ。

アルバイト決まらないので、選択肢が広がるだろうと歩いて5分の教習所に申込させてみたけど、

(実態は遊びで)忙しいから入校すらせず放置していた馬鹿。

出張ついでに立ち寄った6月、教習所に行ってお金返金してもらうぞ、と脅しを入れ

 

ショック「・・・来週行くから・・・どうせ14日で取得できるらしいしええやん・・・もうちょい待って」

 

ということでようやく重い腰を上げた。

 

この教習所、まさに息子くん向けのコースが用意されており、

配車予定や講義受講予定、更に試験日程等も全てパーソナルスケジュールを考えてくれ予約までしてくれるサービスがある。

もちろん、普通より1万円ほどお高い。その代わりスケジュールは組んでくれ、しかも補講費も無料になる。

しかも講義は全てオンライン。

このコースにすれば「あ、気が付いたら1年経って無効に」なんて馬鹿なことにはならない。

面倒でも自宅でオンライン講習できる。

教習所のスケジュール組みも結構頭つかうので、強制力が無いと絶対行かない子だから迷わずプラスした。

 

7月初旬、教習所の受付でスケジュールを組んでもらい、予定通りいけば7/31に卒検終了後、関西に帰省して関西で本試験受験が可能という内容。

 

相変わらず教習所の勉強もしない。

乗車は遊園地みたいで楽しいけど講義はだるい。

オンライン講義、眠ったり話をしたり画面を見てないとエラーで止まるシステムらしい。

垂れ流しとはいかない機能。

 

悪賢い息子くんは、ゲームしながら横にスマホを置いて受講しているフリをして機械の監視を搔い潜っていた。

 

そんな様子で教習所の試験が予定通りクリアできるのか心配だったけれど

(7/31の飛行機飛行機で帰省は決まっていたので、卒検クリアできなかったら夏休み本試験が関西で受験できない恐れがあった)

こちらはスンナリ取れた。奇跡だ。そんなわけで3週間で卒業はできた。

住民票を移していないので絶対予定通りである必要があったのだ。

 

そして8月、関西に帰省中にこちらも1発で試験通過した。これまた奇跡。

 

その集中力を学校の試験にも使ってほしかった。

よっぽど車には乗りたかったらしい。

 

帰省中は車の練習の日々車

 

遊びに旅行にとお金を使うばかり。

遠くに住む孫を不憫に思ってか祖父母がたんまりお小遣いを渡してくれていたけれど、

余計に仕事をしなくなるのではと心配しかない。

 

しっかりバイトせぇよムカムカ

 

と思う母。やっぱり社会勉強なんで。

 

チビちゃんにも心を鬼にしてゲーム没収していた夏だが、

息子くんにも心を鬼にして仕送りせず様子を見ていた。

(さすがに7月は週1回PayPayを3000円ずつくらい送金してたけど)

自分で言い出した事、もう少し発言に責任を持ってほしい。

 

真顔「バイトどうすんの?その髪色やから決まらんのやろ?」

 

ぶー「だって前期は忙しかったし仕方ないやん。面接も落ちたし、教習所通ってたし、学校も忙しくて。それに応募はしてんねんで。けど連絡こおへんねん。どうしろっていうねん。」

(後々単位落としまくってるの知ってこの発言も信用ならないものであったが)

 

真顔「10月に定期切れるやろ?どないすんの。」

 

ぶー「えーお金ないで。30万円の口座のお金も切り崩してるし。とりあえずバイト探すから、九月は大丈夫やろ。」

 

真顔「あんた虎の子崩したら先がないで。ほんまバイトさがしやー働こうともしない人に援助はせんで。」

 

ぶー「うん、まぁ大丈夫やろ。前にバイト通らんかったんは働ける日を選り好んで出してたから使いにくい人材と思われて落ちただけってわかったし、次からはいつでも入れますってするからいけるやろ」

 

と楽観的で居た。

まぁ、それが敗因なら良いんだけど、その頭もあかんのとちがうかなぁーと。

とりあえず髪色はそのままで髪を短めに切らせることには成功。

 

なんせ伸ばしてるらしいのだが、どっからどうみてもヤバい人。

襟足が長いのがダメだ。金髪も伸びつつあって生え際が黒いのもめっちゃ悪そうに見える。

 

しかもようよう見たら、片耳にピアスが・・・はてなマーク

何それいったいどういうこと!?

 

母でさえこの年でまだあけてないのに・・・(単なるビビり)

 

ってか、昔人間の母の脳内パニック。

 

金髪

下矢印

ピアスと続いたら

下矢印

次にタトゥーでそのまま

下矢印

下矢印

薬物

 

って構図で頭がいっぱい。

何か一気に2段階ほど駆け上がってしまったようで、後がないやんって。

 

悲しい「あんた何それ、ママはめっちゃショックや。なんの相談もなく身体に穴開けるなんて悲しい

 

ぶー「いや、なんかノリで…チビとかパパはすぐ気が付いてたで」

 

悲しい「なんで私にだけヒミツなんよ。片耳穴が開いてる人でその頭髪ではヤンキーやんか。絶対やめてやタトゥーとかキャンドル○○○みたいなサイの角差したりするのは」

 

ショック「いや、絶対そんなんせんやろ。なんでそうなんねん。どんな考え方よ。飛躍し過ぎ。このくらいは普通やから。みんなやってる。しかもすぐいつでも埋まるくらいの小さい穴にしてるねん。そんなんもわからんの?」

 

悲しい「そんな姿ではまともな仕事つけへんやんー絶対もう無理やんーーー」

 

金髪ピアスと来たら次はタトゥーって考えてしまうのは短絡的??

幸いにも喫煙は無し。なぜなら喘息持ちだから絶対に合わないことを自覚しているから。

 

嘆き悲しむ私でしたが、開けてしまったものは仕方ない。

どうにかこうにか髪の毛だけでも切らせ、これ以上不良化しないことを祈るのみ。

やはり抑圧された学校に居たためにここまで急いで弾けようとしてしまうのか。

いや、息子くんの高校時代の友人らはそんなことないな。

 

髪を切ったら、まぁ、それなりにスッキリしたので9月にどこかアルバイト決まるかなぁと8月末帰したのでした。