先日も報告した通り、入寮時の息子くんは部屋の片づけも
快適なマイ・スペースを作り上げることしか考えておらず、
面倒なことは全て家族に任せきり。
そんなことで本人が把握できておらず後から何だかんだと問い合わせが来ても面倒なので、部屋全体を隈なく動画撮影しておくことも忘れずに。
(あれはソコにあるやろ!と遠隔で言えるようにね、これ重要)
まずは生活基盤を整えるのが最優先なのに
IKEAでも、それ要らんやろ!というモノを買おうとする
例えばコレ。
(動画から切り取ったので画像粗いけど)
ポプリとそれ専用の小鉢。
「これ、良い匂いやぁ~めっちゃ好き、ハワイの匂いがするぅ~
」
「もう、いいってそんなん
え
欲しいの?ええ…?」
価格を見ると¥129やっす!
「んーじゃぁ良いんじゃない?入れ物までは要らんよね。」
「そら入れ物も買ってや」
粗雑な母は、
「そんなん袋の口開けて置いとけばええやん、あんまり最初から揃えすぎると邪魔なるだけやん」
とかなんとか言いながら、花器も¥99やっす!
拒否する理由も無い価格なんでとりあえず
「ん。。。まぁ、ええわ。入れとき…」
観葉植物のコーナーを過ぎた時に、
「生きてる植物の方が寂しさも無くて良さそうやけどなぁ」
とつぶやくと
「ほんまやな、じゃぁ観葉植物も買う」
と、結構なサイズ感のモノを買おうとする。
待て待て狭い部屋だし、価格的にも安易に買うものではない。
色々あの手この手と諦めさせようとしていたら
ミニサボテンを手にして、
「なんか、こいつ愛着出てきたわ。。。これにする」
と、ヤワな細腕が横から2本ほど突き出している¥199のサボテンを買った。
(小さすぎる画像を大きく切り取ったら超粗に)
IKEAで長期間放置されていたと思われるサボさんは、底からボロボロ乾燥した土が落ちてくる。
結局キャンドル用の器まで購入して受け皿代わりに。
紛失しそうなくらい小さなサボテンを、なくさないうちに設置をと取り出した私。
少々傾いていたので位置を正してあげようと掴んだら、乾燥した土のせいもあってごっそりひっくり返り鉢から落っこちた
かくして、お気に入りの真っ白ラグの上がカピカピの土だらけになり、サボさんの”か弱き片腕”はポキリと折れ床に落ちて無残な姿に。(胴と片腕は健在)
部屋に戻ってきた息子くんに見つかり慌てて土をかき集め
「大丈夫大丈夫、今掃除機かけるところ!土が乾燥してたからね、集めて入れなおして水を掛ければ大丈夫!」
と大慌てな私。
「早く土、どっかで拾ってきて!!」
と叱られつつ、集めた土でどうにかサボさんを鉢の中心に立てる状態にし、水をかけて体裁を保てることに。(先ほどの写真がソレ)
細腕が一本折れたことは内緒シー…
備え付けの本棚はポプリとサボさんがおしゃれに配置され、その他ゲームや鞄や洗剤ストック類を収める。
おい、教科書どこいった
本棚の本来の役割をご存知ですか
隣近所へ続々と到着した新入り君たちの部屋は、沢山の本や教科書で溢れている。
なんだ、うちの子の部屋は。全く勉強する気が出ていない。
共有の冷蔵庫だと面倒だからミニ冷蔵庫が要るとか言い出して、結局Amazonでポチリ。
それは自分で買わせることにした。(無駄にソファ買ってやったし)
とはいえ、ぶっちゃけソファか冷蔵庫なら冷蔵庫の方が重要かもだけど
2ドア冷蔵庫16,000円、1ドア冷蔵庫10,000円、さぁどうする?と選択させたら
「お金は大事やから10,000円の方で…」とな。
やっぱり自分で買うとなったら贅沢は遠慮するらしい。
(息子くん、3月に半強制でお爺ちゃんところのお手伝いバイトで10万円ゲットしてたんです。その他、おばあちゃんから「自分でお金の管理をする勉強をしなさい」ということで30万円(4年間で急な出費に使いなさい何に使うも自由と)もらって全て開設した口座に入れてあげてます。)
ちなみに表向きは母からの仕送りは一切無し予定。
本人が寮さえ整えてくれたら、最初の定期代以外は全部自分でどうにかするって言い切ったから。
(出来るなんで思っていないですけどせっかくなのでしばらく乗っかっておく)
シビア母は、早速息子くんの銀行口座から私の口座に1万円送金させます。
毎度アリ~(って、私は得してない)
↑翌日、入学式の日に届いた冷蔵庫。設置も梱包材の処理まで私たちにやらせる息子くん
入学式の後、オリエンテーションがある息子くんを残し、先に我々は退散。
すぐに定期券を購入せねばと寮の最寄り駅へGO
今やみどりの窓口は廃止され、遠隔でつないで発券する機械に並ぶ。
10組位並んでいたのですが、なんと2時間半も待たされた
恐るべし、東京。
そして、遠隔発券、めちゃくちゃ時間かかる…
1時間半並んだ時点でオリエンテーションを終えた息子くんが偶然改札口に現れたので
並び疲れた夫が
「おおーい、こっちこっち。はいこれ、後はよろしく」
と学生証と申込書を渡すも、
「ええ?疲れてるし、こんな格好(スーツ)でいるの嫌やから先帰りたいねんけどー」
何とも勝手なこと言いたい放題、感謝が足らない。
その後、寮の部屋に戻って彼が何をしていたのか。
追いかける私。
届いた冷蔵庫を取り出したり(だけど設置・ゴミ処理は結局私…)、インテリアのこだわりを整えたり…オイ
早くパパと交代してあげなさいよと急き立てて、徒歩6分の距離を車で送り届け結局最後の2時間半目の時点で交代するという
定期券作るだけでも滅茶苦茶時間がかかる東京。
しかもICOCAを使えるのに、ICOCA定期券は作れない。Suica定期券を買うしかないんです。
あれだけ並ぶし絶対私たちが居なかったら作れなかったろう。
4月1日より晴れて大学生としてスタートした息子くん。
3月30日に車で送り届け、新生活の環境を整え、我々家族は4月2日に退散した。
いろいろ言いたいことを押し殺して淡々とサポートに徹した4日間。
退散時は学校の正門まで送り届け、息子くんは初登校の気持ちでいっぱいで、えらく素っ気ない
「あ、じゃぁ僕はここで」
「あぁ、ほんじゃ、ばいばい」
のやり取りのみ、速攻背を向けてズンズン行ってしまった。
振り返ってもくれない。
夜になり、愛知県サービスエリアでノンビリしてたらLINEが。
初めて、初めて、感謝の言葉を口にしてくれた。
フッと1人になって考えてくれたのだろうか。
イラっとしたり呆れたり
「ちょっとは感謝しろーー!」と叫びたくもなりつつ
「こんにゃろ覚えてやがれ
苦労しろ
」という言葉を飲み込んで、、、言わなくて良かったなぁ。。。
この画面は永久保存版
18年間必死に育ててきて、ようやく初めてもらった響く言葉。
疲れも吹っ飛ぶわ。
金銭サポートしたお爺ちゃんもおばあちゃんも、このLINE見て孫の成長に喜んでいました。