ようやっとこの日がやってきました。

 

明日は息子くんの卒業式。

息子くんの学校は卒業式が早いです。

もちろん、卒業後も年度末までサポート体制万全、学校は開けてくれています。

 

明日は息子くんの学校では新中1年生の制服採寸日でもあるでしょう。

 

制服採寸に学用品購入と大忙しですね!

 

とっても懐かしいです。

 

ご存知、当時息子くんは一度も説明会に行ったことがなく、見学にも行かせたことが無かった学校に急遽受験し、そして進学することとなりました。

 

行きたい、行っても良いと思っていた学校のどこからも合格通知を受け取ることができず、何の心の整理もつかない揉みくちゃな心で消え入りそうなくらい存在を消して招集場所まで行ったのです。

 

6年前のあの日、早く学校に着き、大学側の教室付近で所在無く呆然と時間を過ごしていたら高校生が沢山横切りました。

卒業式後アリーナから東館へ移動中の高校三年生。

みんな、左胸に花を挿していた。

 

卒業できる喜びに満ち溢れて笑顔いっぱい。

通り過ぎる生徒さんの顔を必死に見て、学校の校風を感じ取ろうとした記憶がよみがえる。

 

明日、私は10時(卒業式と同時刻)にチビちゃんの制服採寸で行けません。

息子くんは来なくていいと言うのですが、あの息子くんが珍しく何かしらで表彰に名前を連ならせてもらえるらしい。

(息子くんの学校では皆勤賞などいろいろな賞を用意して中学の卒業式でも式次第に名前を載せてくれるんです)

そんなこと絶対ありえないと、そのくらいビックリ。しかも身に覚えがない。

先生も呆れるくらい手がかかり、言うことを聞かない異端児。

先日の懇談で「先生、こんな子いますか?!」と言ったら、「ううーーん、たまーーに居ます、はい💦」と。

 

そんな息子くんに何賞をくれるのか?きっと先生からの「贐(はなむけ)」だと思う。

絶対名前が載った式次第、見たい。

夫に動画撮影と式次第を持ち帰るようお願いした。

 

昨日、伸び放題の髪を切ってきた息子くん。

「髪の毛が長い!襟足が長い!」と何度も先生から言われても無視する息子くん。

ねー「校則は破るためにあるんや」と聞く耳持ちません。

先生と私はメールでも繋がっているので「髪を切ってきてくれません~お母さん」という内容に「家でも何度も言ってるんです~先生、言うこと聞いてくれません~」と何度やりとりしたか。

切っても、耳にかけて誤魔化すからと、ほとんど切ってこない。

 

そんな息子くんが襟足も刈り上げて見違えるほどサッパリ切りそろえてきた。

 

あんぐり「あれビックリマークすごくこざっぱりしてビックリマークカッコいいじゃん、似合ってるよ、どうしたの!?

 

にやり「んーもう五月蠅いし、たまにはちゃんとしてやろうと切ってやったんだよ。」

 

照れながら言ってました。

 

先生喜ぶと思うよ。最後に言うこと聞いてくれて。

息子くんなりの、学校への感謝と礼儀なのかな。

 

チビちゃんの後期日程とS日程の受験日。

共通テスト終了後すぐ駆けつけてくれて、一緒に出待ちしてくれた。

S日程の時は、共通テストの採点で早く終わっていたのに居残り嫌いな息子くんは残ってくれていた。

 

チビちゃんを待ちながら落ち着かなさそうにし、そしてあの頃より一層華やかになった校内のイルミネーションを眺めながら「あーあの時のL日程入試もこんなんやったなぁ。。。」と懐かしそうに振り返っていた。


「本気で受けへん‼️受かっても行かへんから‼️」

そう言ってた彼が今こうやって感慨深くチビちゃんの出待ちをしている。不思議な光景でした。

 

例え、同じ学校に入っても同じ時間を共有することがない6歳差の二人。

貴重なタイミングだったので二人して記念撮影した。

 

おーっ!「要らん要らん、絶対やめろ!!こんなところで記念撮影するやつ頭おかしい!!

 

なんて言いながら笑顔で撮ってくれた。

結局、チビちゃんが進学しないことになってしまい、あの時撮影していて良かった。

 

6年を振り返って、とても胸が熱くなります。

本当に学校と先生に心からお礼申し上げます。

あともう少し、お世話になります。良い結果がお伝えできるように孝行したいです。

 

そして、息子くんの学校に進学予定の方へ。

息子くんと入違いになりますが、後を継ぐ6年、ぜひ学校を謳歌し、学業に励んで、素敵な未来を歩んでください。

苦しいことも楽しいことも、この学校はお友達も先生も一緒になって歩んでくれます。

あの息子くんが毒吐きながら、何だかんだと学校辞めたいとは言わず、遠い道のりでも学校に行きとおしました。

どうぞ安心して通ってください。

 

明日高校三年生をお見掛けすることがあったら、遠目からで結構です、私の代わりにおめでとう、そしてお疲れ様と(心で思って)見送ってやってください。