「巨樹に宇宙を見た男」--Japanist38号が届きました! | 幸せの隠し味♡~エッセイスト・整理収納アドバイザーのおうちと暮らし~

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みなさま、こんにちは!

 

さすらいの文筆家、ときどき整理収納アドバイザーのAkikoです。

毎日暑い夏が続いていますが、体調など崩されていませんでしょうか?

 

私の住む鎌倉でも、35℃越えという、これまでに経験のしたことのない暑さ。

という間に、私は沖縄に1週間バカンスに行ってまいりました♪

 

旅の記録は別の日に譲るとして、今回は

帰宅後に届いていた

”日本に詳しくなろう”がテーマの季刊誌「Japanist」の最新号のお知らせをさせていただきます。

 

海辺の鎌倉、さぞ涼しいのだろうと思いきや、この暑さです。

ビルに囲まれた東京や、盆地の埼玉、山梨などはさぞ熱い(むしろ暑いを通り越し)

ことだろうと思います・・・

 

そんなさなかに沖縄に行ってきたわけですが、沖縄は31℃~32℃の毎日。

海やプールに入っていると、涼しく感じるほど快適でした。

ドライブをしていて、あるいはホテルから景色を眺めて、ふと、思ったのです。

 

「緑が多い」!と。

みなさんの地域では木々の緑、見えていますか?

ここ鎌倉は、さぞ緑が多いんでしょう?と思われがちですが

山間の北鎌倉はともかくとして、かつての別荘地である鎌倉山でも

私の住む海の近くの鎌倉市内でも、お隣の元お屋敷町の鵠沼でも

どんどん木が伐り倒され、住宅地と化してしまっています。

 

大きなお屋敷の跡地に10軒近くも住宅が建っている場所も、少なくありません。

人口が減り、空き家が増えるのに、緑を減らして住宅を増やす。

気温が上昇傾向にあるのも、当然と言えば当然かもしれません。

 

かくいうわが家の住宅地も、30年ほど前に山を切り崩して宅地造成された場所だとか。

 

環境の問題、土地の問題(所有権など)、人口の問題。

人が引き起こす問題は、発端は簡単(だいたい人間の欲望)でも、事態の収拾は困難。

ですね…

 

話がJapanistから逸れている…ようですが、そんなときにこそ見てほしい

そして、一人ひとりに感じてほしい作品。

それが、今回私が取材・執筆させていただいた日本画家の石村雅幸さんの作品です。

まずは、その圧巻な作品を、Japanistの表紙と裏表紙をいっぱいに使ってご紹介。

 

巨樹を描き続けて20年。

その緻密にして大胆な構図は、観る人を圧倒し、そのあとじんわりと「何か」を考えさせられる

不思議な魅力に満ちています。

 

人は、宇宙的な存在を意識していないと、傲慢になり、

人間が一番偉いと勘違いする愚かな生き物です。

だからこそ、いかに身近な存在に宇宙を感じられる人になるか、

それこそが、今の私たちに必要なことではないかと思うのです。

 

私は、10年近く前に初めて屋久島の巨樹を見に行きました。

見上げても空が見えないほどの巨樹。7000年という圧倒的な時間軸の中で

いまだ生命の連鎖が続いているという事実に、完全に打ちのめされました。

 

カエサル(シーザー)が大活躍し、クレオパトラと恋に落ちたその時代に

屋久島ではすでに樹齢数千年の木があって、それが今もなお健在である…

豊かな地球を、豊かな日本を残していかなければならない、たった一つのちっぽけな

命のバトンが私たちなんですね。

 

石村さんは、日本の各地の「これぞ!」と惚れ込んだ巨樹を取材し

何日も何日も樹と対話し、格闘し、そして芸術という姿に変えて

私たちの前に、送り出してくれているのです。

「Japanist」では、そんな石村さんの生い立ちから苦悩ののちの、現在。

なぜ、巨樹に魅せられるようになったのか・・・

といった、人にフォーカスした文章とともに、

素晴らしい作品の数々を14ページにわたりご紹介しています。

 

最後に、作品をアップで。

↑これは作品のほんの一部を写メしたもの。

いったいどこから手をつけたらこうなるのか。素人にはまったく見当もつきません!

 

季刊誌「Japanist」は、出版社ホームページ

または

雑誌通販サイト、富士山マガジンサービス

にてお買い求めいただけます。

 

ご興味ある方はぜひ、上記ページを覗いてみてくださいね。

 

驕らず、謙虚に、けれども上を向いてひたすらに。

みなさまの一日が、希望へと続く第一歩となりますように。

 

schoenen Tag noch!