インディビジュアルデザイナーのAkkoです
さて、今日は息子とこんなことがあった。
トレーニングコーチの動画を見て息子がやっていたものの
違っている。練習の意図が汲み取れてない。
だから、私がそれを見てフィードバックをする。
と、ふざけたり「そんなふうになってない」
「ちゃんとやってる」などと言う。
親が教えると、こういうことってよくあるよね。
もう、お互いイライラしちゃって練習どころじゃなくなったり。
で、私はここから話し合いに入ります。
私「なんのために練習してる?」
息子「うまくなるため」
私「それは今の自分を変えることだよね?」
息子「そう」
私「でも、今あなたがやっていることは
今の自分の価値観からは出ません、ってことだよ。
変わらなくていい、ってこと。
自分の価値観の中にないことを私に指摘されてるの。
自分じゃわからないから、いつまでもうまくならない。
成長するというのは、自分の中の今ないところに到達すること。
だから、人の話を聞けないのは成長しなくてもいいです、って
いうのと同じことなんだよ」
こんな感じで対話をします。
一方的に怒る、ではありません。
怒る、というのは感情なので、私は怒らない。
全然怒ってない。
だって、スケーターとして成長してもしなくても
私には全く関係ない。
練習しなくてできなくて泣いたって
可哀想だなんて全く思わない。
そりゃそうですよね、練習してないんだから
としか思わない。
私も語学を習ってやっと気がついた。
私は自分の価値観と先入観で言語を見ていた。
でも、そこに止まっていると
新しい何かを習得することはできない。
つまり、いつまで経っても変わらないので成長がない。
変わりたい時、自分の中にない価値観に出会わなければならない。
自分の中にないわけだから、人に教えてもらうのが一番早い。
そこになかなか気がつけない。
人の話を聞けない人というのは、自分の価値観から出たくない人。
何か悩みがあって、SNSに吐き出してる人がいて
「正論やアドバイスはいらない」と書いてるのを見かけるけど
あれは、「別に悩んでる自分に満足してるから
何も言ってくれるな」と私には聞こえる。
それで本当にいいなら問題ないんだけど、いいとは思えない。
だって、よくないから悩みになるんでしょ?
いいと思ってるなら悩まない
それとも、悩むのが好きなのか?
このどちらか。
私は別に自分の容姿が最高だなんて全く思わないけど
まぁいいやと思うから悩みにはならない。
そういうことじゃん。
どうでもいいこと、変えたいと思わないことは悩みにならない。
人の話を聞けない人というのは、成長がありません。
今の価値観から出たくない、ということは
今とは何も変わらないから。
いくら考えてもダメ。
今の価値観からは出られない。
ないものには一生気がつかない。
頭の中の引き出しをこれでもかってくらい開けまくるだけ。
だけど、どんなに開けても新しいものは入っていません。
新しいものは、新たに入れる必要がある。
勝手には入らないから。
人の話を素直に聞けないのは、自分の価値観が邪魔するから。
そんなふうに思わない！って。
思うわけないよ。
今まであなたの中にはなかった新しいものだから。
だから、理解しようとしないことが重要なの。
理解できないことを理解しようとするからおかしくなる。
理解ができるようになるのは、少し後になってからです。
物事によるけど、大抵のことは後になって理解がやってくるし
成果がやってくる。
即時結果が出にくいものが多い。
実感や結果を求めると、人の話は聞けない。
変わりたい、悩みから抜け出したい、っていう人は
人の話を聞ける人になるのが早い。
話は戻って、我が家の場合、息子はそんな感じで
私との対話をすることによって得た新しい価値観を
彼の引き出しに入れる作業をよくしているようです。
引き出しに入れたあとは、彼次第。
どう使うのか、使わないのか。
これを今スケートリンクで彼の練習を見ながら書いているけど
今日の練習は一味違っています。
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