インディビジュアルデザイナーのAkkoですニヤリ

 

昨日で息子の小学校が修了。

今日で私の語学学校が修了。

 

まぁ、なんてめでたいことか!!

 

カナダの小学校は州によってバラツキがあるけど

日本よりは夏休みに入るのだいぶ早い。

で、新学年開始は日本の二学期開始とだいたい同じ時期。

てことは、夏休み長し!!!

 

カナダに留学で来てる人たちは、一時帰国組が多いように感じる。

(実際の統計は知らないけど、私の周りは多い)

中には、日本の小学校に1ヶ月だけ通わせてもらう

なんてことも聞く。

 

ちなみに、我が家は2022年8月に来て以来

一度も帰国していません。

アンド、カナダから出ていません。

というか、お隣のオタワまでしか行ったことない(笑)

 

さて、話を戻して。

 

何がそんなにおめでたいか、というと色々ある。

 

まずね、息子が最低な小学校に行かなくて良いのが

超超超絶めでたい爆  笑爆  笑!!音譜音譜

 

今年度はゆくゆくの生活のために

初のフランス語に挑戦。

公立小学校のフランス語ができない子を集めた

レセプションクラスというのに通った。

教育委員会に登録に行った際にテストがあり

ある一定の基準を満たさない場合は

強制的にレセプションクラスに送られる。

我が家の場合はほぼゼロレベルのため試験は行わなかった。

通常級に行きたくても、レベルが満たなければ

選択の余地はない。

 

レセプションクラスは、フランス語を習得するには

悪くなかった。

ただ、授業としては、算数・フランス語・アート・ドラマ・ジム・音楽

くらいの教科しかなく、また、何故か5,6年生が一つのクラス。

人数が少ないのかと思いきや、5,6年生クラスが2つある。

意味がわからん。

 

社会や理科がないから、ガッツリ色々学びたい人には向かない。

 

でも、我が家が苦しんだのはこんなことじゃない。

これだけで済んだらだいぶ可愛い。

 

クラスメイトに毎日毎日、毎時毎時

「死にたい」「殺したい」などを含む

超ネガティブワードばかりを浴びせられた。

そしてこの子、大嘘つきだった。

(話をきていると明らかにおかしい点だらけで

良識ある大人なら騙されない)

1,2ヶ月過ぎたところで息子に異変が出た。

 

スケートが全くできない

 

氷に乗っただけで転倒。

技どころの騒ぎじゃない。

まともに滑ることすらできない。

昨日までアクセルやダブルジャンプを跳んでた子が、

だよ滝汗滝汗

 

徐々に調子が落ちていってるのに気づいてたけど

最後は一気に落ちた。

 

そして息子は初めて口にした

 

スケート辞める

 

私には完全にわかっていた。

あー、アレが原因か、と。

 

息子はまだ10歳。

クラスメイトの言動をどう受け止めていいかわからなかった。

ほっとくこともできず

離れることもできず

嫌だということもできず

ただ、ただ、耐えていた。

 

というか、多分本人も

いつも聞かされることを大して自分には影響がないと思っていた。

私には、いつもニコニコしながら

また今日もこんなこと言ってきたんだよ、って当初は話してた。

 

幸い、息子は今日の出来事を覚えている限り

ぜーーーーーんぶ話す。

私が聞いなくてもぜーーーーーーーーーーんぶ。

これは彼が話せるようになってからの儀式のよう。

 

だから、私は何が起きているか知っていた。

 

でも、すぐには対処しなかった。

 

私が先回りして、息子が感じるべきものを奪いたくなかった。

 

それに、私と息子は別の人間。

彼が私と同じように感じるかどうかなんてわからない。

だから、いろんな意味で様子を見ていた。

 

でも、ドカーーーーん爆弾爆弾!!!ときてしまった。

 

こういう時ってさ、やっぱり一番大事なところに影響出るよね。

まぁ、ある意味試されてるのかもしれないけど。

 

でね、練習中だった息子が氷からすごいブチギレて上がってきて

今まで見たことないような表情で私のところにやってきた。

(いつも穏やかでニコニコしてるのに超珍しい)

 

もうスケート辞めるし、日本に帰る、と。

 

私は「あ、そう」と言った。

 

息子は私の言葉も聞かずに最初はしばらく怒ったままで

何も言わなかった。

その様子を見ていたら

途中で、悲しくなっているように見えた。

どうしたらいいのかわからない、

というふうにも見えた。

 

しばらくして

今日はもう帰る、と言ってきた。

 

私は「帰ってもいいけど、後悔しないか」と聞いた。

 

息子は黙った。

 

私は静かに話を始めた。

「スケートがしたくないのなら、いつでもやめていいし

日本に帰りたかったらいつでも帰ろう。

でも、たった1日つまづいただけで決めて

この先後悔しないと言える??

あなたにとってスケートって何??

今手放していいものなのね??

もうスケートはやりきったからこの先後悔はないのね??

これは私がどうしたいか、させたいのかではなく

あなたがどうしたいのか、だよ。

辞めるのは簡単だけど

やっぱり戻りたい!と戻って来るのは大変だよ。

だから慎重に決めたほうがいい。

まだやれることたくさんあるんじゃないの??」と。

 

少し考え込んでから、彼は渋々氷の上に戻った。

完全に吹っ切れたわけじゃないから

絶好調には戻らなかったけど

まともにスケーティングができるようには回復していた。

 

原因はわかってた。

本当はスケートには直接的な原因はない。

だから、スケート問題をいじくっても解決しないとわかってた。

 

でも、その場ではそれは言わなかった。

今言ってもまともに聞ける余地は彼にはない。

スケートができない!ってことで頭がいっぱい。

 

だから、何が要因になっているのか

何日もかけて徐々に話していった。

 

最初は彼は認めなかった。

クラスメイトのことを悪く言いたくないし

私にも悪く言われたくなかった。

でも事実は言うしかなかったし

言うべきだった。

 

自分の問題から逃げている

小さい頃から自分の問題を受け止める癖をつけていないと

あなたが将来なりたいものになれないよ、と言うと

少しずつ話を聞けるようになった。

 

彼は自分の問題と向き合ったおかげで

11月にはその当時の会心の演技をして

試合会場にいたいろんな人から

「めっちゃ上手ね!何年スケートやってるの、すごいわ!!」

なとど言ってもらえるまでに成長した。

 

まぁ、ざっくりこんなことがあった。

それを担任に言った。

何も変わらず。

副校長に言った。

何も変わらず。

と言うか、悪化した。

 

息子が学校に行きたくないと言うので休ませた。

そしたら、学校に来るのは義務なんだよ!って副校長。

 

確かに法ではそう決まっているかもしれないけど

こっちはそういう状況じゃない!!!!

精神病んで、一番彼が大事にしてるもんが出来なくなるほど

追い込まれてんだよっ!!!!

って言った。

学校に言った。

でも、テキトーのあしらわれて何も改善せず

休むたびに「学校に来るのは義務です」ってメールを浴びた。

風邪ひいて休んだ時も同じこと言われた。

「嘘ついて故意的に休んでると思ってますか??」と返信したら

無視された。

いつも都合の悪いことは無視。返事なし。

 

教育委員会にクレームを入れた。

でも、やはり何も変わらなかった。

 

すぐに転校しようと思ったけど

年度の途中で転校を受け入れてくれるところがすぐ見つからず

転校できなかった。

 

まぁ、こんな学校に一年も行ったさ!!

偉過ぎっしょアップアップ

 

息子にしても、どん底からスケートに対しても

よく向き合ったね、と思う。

他人に影響喰らって、つまんないとこで辞めちゃわなくてよかったな!

って思ってるわゲラゲラゲラゲラ

 

そんなわけで、今日は頑張ったお祝いにお寿司を食べて

(カナダでは寿司は高級品)

お祝いしたとさ。

めでたし、めでたし。

 

長くなったので、私の修了についてはまた後日。

 

では、またねちゅー花