こんにちは、剣士Akkoです🤺スター

 

今日は停電の話。

 

日本のライフラインって、ほんとすごいなぁってカナダに来てよくわかった。

 

日本にいるときは、生活できる状態が常に整いまくってて

その中にいると気がつかないんだよね。

だから、ちょっと停電になったり、断水になったりしただけで

めっちゃ文句が出る。

 

もうこれは、良し悪し論じゃないの。

環境、文化よ。

どっちが優秀とか、そういう問題でもない。

 

だいたい、比べられない。

なんでかって、日本はほぼ火力発電だけど

ケベックでは水力発電。

仕組みそのものが全然違う。

 

で、じゃあ私が何が言いたいかって言うとね…

 

私らは2023年4月、ちょうど一年ちょい前くらいに

大規模停電を経験した。

 

なんと25年ぶりの大災害。

フリージングレイン(氷雨)だった。

木も信号も看板も、街中が凍りついてしまった。

 

最初は「お、なんだこれ、綺麗」だなんて思ってしまった。

木々の枝が珊瑚礁みたいに見えて

綺麗な花が咲いているかのようにも見えた。

 

しかし、車で息子を学校に迎えに行った時に

私も凍りついた。

 

太い枝や木々が凍りついた重みでバンバン倒れ、道が塞がっている。

車が前に進めない。

しかも、車を走らせていると

ミシミシ木々から音がする。

いつ折れたり倒れたりしてくるかわからない。

ものすごい恐怖だった。

 

この日はスケートの練習があった。

信号も停電で動いていない。

でも、こういうのに慣れているカナダ住民はさすがだ。

信号が停まっていたら、一台ずつ交互に一時停止で譲り合い発進。

誘導の警察官などはいない。

いないが、みんなできる。すごい。

 

なんとかリンクに辿り着いた。

その後、すぐに自宅付近では停電が始まった。

つまり、帰宅後から停電生活が始まった。

 

私はコンド(日本でいうマンション)に住んでいて

かろうじて、お湯と水、手洗い、トイレは使えた。

また、非常用の電気が廊下だけにはついていた。

これらが幸いだった。

 

冷蔵庫をはじめ家電はもちろん使えず

携帯が充電できない。

また、真っ暗な中でのお風呂。

洗濯はできない。

オール電化なのでご飯も作れない。

 

幸い、私はランチジャーに豚汁を作ってから息子を迎えに行ったので

温かい夕飯をかろうじて食べることができた。

冷蔵庫は極力開けなかった。

電気復旧が早ければ、腐らないと思ったから。

 

私たちはすぐに寝た。

電気がないと、こんなにも何もできない

何もやれることがないんだと初めてわかった。

 

そして、この状態はおよそ42時間、約2日間続いた。

 

充電はアイスリンクや復旧の早い公共施設や

停電の起きなかった地域のお店で行い

食事は外食や停電の起きていないスーパーでパンを買ったり

復旧の早かった友人のお宅でお世話になったりした。

 

この時、SNSで情報交換したり、励ましあったり

とても助けになった。

人の存在が本当に有り難かった。

 

ダウンタウンでは停電が起きなかった。

それは、木々がないことが要因だったようだ。

 

停電が最も長かった地域では、2日間ではなく3日間ほどのところもあった。

(もっと長かった地域もあるかもしれない)

 

こう聞くと、とてつもなく大変だったんじゃないか、と思うかもしれないけど

実際には私たちはそうでもなかった。

 

超絶ビビりの息子も、最初はちょっと動揺していたけど

意外と冷静に行動できた。

パニックにならなかった。

 

私自身も、まぁ、これがカナダか〜なんて呑気だった。

だから大丈夫だった。

きっといつかは終わるだろうと。

 

電力会社の人も、めっちゃ頑張って夜中もフル稼働しているんじゃ…

と思うと、はよやれや!なんて感情は全く湧かなかった。

誰かてみんな被害者なのは同じだな、と感じた。

 

今までの日本の環境にいたら、きっとイライラしたり

文句言いたくなったりしてただろうに、

カナダに来たら、自然といい意味で諦めがついた。

 

この自分の変化って、地味にすごいよね。

 

だって、冷静に考えて2日も停電よ。

でも、イライラしないのよ。

すごくない爆  笑はてなマーク

 

冷蔵庫・冷凍庫のものはほぼ全滅。

コンドのエレベーター停止で階段での昇降。

不便な生活。

それなのに、何故かまぁいっかって思える精神。

 

カナダに来て精神的にゆとりができたんだな、って思った。

それで、私が動じないから息子も動じないでいられてるんだ

って感じた。

二人だから、全然怖くなかった。

周りの人も助けてくれたし。

 

人生、結構どうにでもなるじゃん、大丈夫じゃん

ってめちゃくちゃ感じたのよね。

 

我が家はこんなこともカナダ留学にて体験中です。

面白いよねゲラゲラゲラゲラ

 

この経験は稀な例だけど

停電じたいは日本と比較すると、結構あると思う。

地域にもよるんだけど。

なんだか停電になりやすい地域がある印象でいます、私の感覚で。

そして、強いとこはとことん強い。

この大災害時も斜め向かいのコンドは一度も停電しなかった。

 

結構停電はあるあるカナダよ。

そして、地元民は慣れています。

数十分の停電から数時間のものは、一年間に数回ある印象。

 

停電してもザワザワしないで生活を続けられる自分たちに驚きポーンびっくりマーク

 

こうやって、日本のいいところを再発見して

カナダで動じない生きやすさを獲得できたら

例え英語やフランス語ができるようにならなくても

留学生活は大成功だよねうさぎのぬいぐるみアップアップ

 

今後もどんな面白があるんだろう。

ワクワクします音譜音譜

 

では、またねちゅー花