言いたいことも言えないで
しんでゆくのはつまらない

無難ないいことだけよろこぶ人たちに
囲まれて生きていても仕方がないだろう?



優しい顔をして
あなたのキバを抜いてくる人たちに
コントロールされてはいけないよ

誰かにキバに見えるってことは
それ、他の誰かにはキョウレツに魅力





いい人にならないで
どうでもいい人にならないで

あなたがいい人になってしまったなら
私は愛すべき人をまた一人失う






たくさんの人に好かれてる?

それは素晴らしいことだね

はたしてその中に
あなたが好きな人がいるのなら




ほんとうに好きな人たちに好かれているのかな?
先に無難な方向に逃げたのは自分のほうではなかったかな?

一度クッと考えてみるのもいいよね

楽な道と楽しい道はおなじとは限らない






"イヤ"の多さでは負けないよ
こだわりの多さでは負けないよ

それが足かせになるときもあるけれども
それでも誰かに合わせるのは違うと思うんだ





ざんねんながらアタマがいいのか
どう応えたらいいかよく見えることがある

それでもだからと合わせたくはない
それでは私の人生じゃあない






それぞれの人生は
スクランブル交差点のように
交わってみたり離れてみたり

誰かの反応で
気持ちはたやすく上がり
たやすくヘコみ
どうしていいか分からなくもなる



でも、
それらはすべて外からの刺激
自分でどうこうできる範疇外
天気みたいなものだと思えばいいんだよ



寒くはないか
暑くはないか
雨が降りそうか
傘はいるか
コートはどうするか
はたまた靴はどうしたものか、、、

そんな対策だけ考えればいい





それぞれに目的地があって
それぞれに向かうべき想いがあるから
一瞬すれ違っただけで
そちらについてゆくわけにはいかない


だからこそ
たった一瞬の交差でも
眩しく鮮やかに記憶に残るくらいに
骨太に生きたいとつよくつよく願うよ





それぞれの道をゆくことは
なにも悲しいことではない

それぞれに向かう道がある
それってなんて素晴らしいこと!







「たった一瞬の交差の中で
 ちらっと見えたあなたのキバが
 ついていきたくなるくらいに
 キョウレツに素敵でした」




そう思われるような人生であれ

そう思わせるような人生であれ