ピアノやヴァイオリンなど、
音楽系習い事をしている
お子さんをお持ちのママ
練習嫌いなお子さんに、手を焼いていませんか?
怒られながらイヤイヤ練習しているお子さんとの
親子バトルに疲れていませんか?
元・練習嫌いの子ども
ピアノ弾き・鍵ハモ吹きの千葉温子が
音楽の練習が楽しくなるヒントを
子ども目線からお伝えします。
毎日のおうちの音楽時間、楽しくなあれ
私はピアノ弾きですが、好きな曲はもっぱら
オーケストラの曲
ピアノ独奏より連弾の方が好きなのも
オーケストラの曲が演奏できるから
小さい頃、身の回りにある音楽が
ほとんどクラシックの
オーケストラ作品ばかりだったのです
父は聞き専の音楽好きで、レコード蒐集が趣味
家にあるレコードは
ほとんどクラシック、それもオーケストラばっかり
母親がピアノ講師なのに、なんで?と思ったら
結婚したばかりの頃に、母が父に向って
「ピアノは私が聴かせてあげるから、
レコード買わなくていいわよ」
と豪語したのだそうです。
おかげで、ピアノを習っているのに
私はあまりピアノのレコードを聴かずに
育ってしまいました。
レコード、レコードって…昭和ですね
父はクラシックの他、ウェスタンも好きなのですが
私がウェスタンの音色が苦手だったらしく
小さい頃は、ウェスタンのレコードをかけると
泣きだしたのだそうです
じゃあ、温子が寝静まってから聴こうかと
私がぐっすり寝てるのを確認して
おもむろにレコードに針を落としたところ
↑この表現が分かる人、昭和です
私は起き出してギャン泣きする始末
…音が大きすぎたのでは?
「せっかく僕が好きなウェスタンを
聴こうとしたのに、
温子がわざわざ起きて来て泣いた」
だいぶ大きくなってからも、父からずいぶん
恨み言を言われました
小さい頃、私が大好きだったのは、
ケテルビーの「ペルシャの市場にて」
途中、なんだか分からない言葉で
歌が入るのが面白かったんですよね
なんとピアノ編曲版もあるのだそうで
楽譜を購入して弾いてみます。
もう1曲、お気に入りだったのが
スッペの歌劇「軽騎兵」序曲
馬に乗った兵隊さんのジャケット写真がかっこよくて
父がレコードを聴いていると、かならず
「お馬さんのレコード、かけて!」と
おねだりしていました
「僕が好きなレコード聴こうと思っていたのに…」
ブツブツ文句を言いながら、最後はちゃんと
聴かせてくれました。
この曲もピアノ連弾用の楽譜が出ています。
ピアノ弾きなのに、小さい頃からオーケストラ大好き
これが、今の私の音楽の楽しみ方に繋がっています