今日、職場で一緒に働いていたフィリピン人の研修生が
3年間の契約が完了して、フィリピンに帰国していきました。
今までもたくさんのフィリピン人研修生を見送ってきたけど、
今回ご縁があった彼らとは心通じるところが多く、
お別れは何とも言えない切ない気持ちがこみ上げて来ました。
先日の13日には彼らが以前から行きたいと言っていたバラ園に
日本での最後の思い出づくりになるかと連れて行った。
外国人研修制度はアジアの人たちが日本で稼げることを
期待してやってくる。
でも実態は過酷な労働とピンハネされた低賃金などで知られている通りで、
彼らは見下された環境に置かれる。
我々日本人は、研修生としてやってくる彼らを
同じ職場で働く同僚として接しているのだろうか?と思うときがある。
彼らは日本人の心を敏感に感じ取っているし、
迷惑にならないように気を遣い、役に立つようにと動く。
バカな日本人とは大違いだ。
今の日本は経済大国の中の国として上位にあるけれど、
これから少子高齢化で働く日本人は人口は急激に減少していく。
経済は衰退し、いずれ移民を受け入れなければやっていけなくなる時が来る。
フィリピンは子沢山で、エネルギーに満ちている。
これから急速に発展していき、
経済が活性化していずれ日本を追い越すだろう。
その時、彼らは今のような日本や、
日本人のことをどんなふうに見るのだろうか?
逆に見下され、バカにされるのだろうか?
いじめやパワハラが蔓延して心が荒んで殺伐とした日本人。
多くの日本人が忘れ去ってしまった慈愛の心を
今こそ取り戻す必要がある。
お別れの前日に記念にと、フィリピンの100ペソ紙幣を貰った。