肉体労働と頭脳労働のフル回転で、毎日気を失うように寝ていた教員時代。

 

もう少し楽な働き方ができなかったのかな…と今更ながら思います。

 

すべては、自分が目の前で起こっていることをどうとらえるか

 

そう!

 

いつでも人生は自分次第で

 

楽しいものにも

 

苦しいものにもなる。

 

そんなシンプルなことに気が付けたのは

 

小学校教員を19年間続けたその時。

 

だけど、

 

そのことに気が付かずに がむしゃらに走り続けた日々も

 

一日も無駄でなかったと思います。


だから、今まさにもがき苦しんでいる人に伝えたい。

 

人生で無駄なことは一つもないんだなぁ…と。

 

今回は初めて着任した学校での1年目の出来事を…

 

 

1.1年目って洗礼受けるよね…


教員になってから初めての着任校は,下町の学校。

 

右も左も分からぬまま、大学出たての小娘にも、

退職前のベテラン教員にも同じように1クラスを任される。

いいのか、これ!?

と心の中で全力で突っ込んだけど。

普通に先生と呼ばれ、普通に毎日授業をすることに…。

 

最初に担任したのは2年生。

 

当時は低学年に向けた話し方…とかも分からず…

 

ジェネレーションギャップなんだろうか…

 

話が通じなくて焦った最初の1週間。

 

どうしたらいいか分からなくて、

 

授業中、黒板に向かって

 

子どもに聞こえないように愚痴ってたことも…。

 

子どもはかわいいけど…

 

 

子どもって休憩時間が終わったら

普通にチャイムの音で教室に戻ってくるもんじゃないの??


戻ってこない…子もいた

 

みんなで協力して給食準備するんだから、

協力しないと給食食べれないよーと言ったら、じゃあ僕帰りますって…


冗談かと思ったら本当にランドセル背負って帰ってた…子もいた。

 

前担任が低学年のベテラン神教員だったので、

その後に初任の私が担任になり落ち着かなくなるクラスに

保護者(父親)から苦情の電話と手紙が届く…。

「学級崩壊だー!!どうするつもりだー。改善案出せー!!」

と怒鳴られる6月。

 

泣きながら指導教諭に相談したな…若いな。

今なら泣かない。笑

 

思い返せば、よく続けられたな…と思うけど、

子ども達は慕っていてくれたし、応援してくれる保護者も多くて、

職場の先輩先生もめちゃくちゃ優しかった。

まだ団塊の世代が退職直前で、

 

とにかく、若いパワーでやりたいようにやりなさい!

 

っていう温かい職場だったな。。。

今はもうほとんど加入者の少なくなった組合の先生も多くて、

そんな大先輩方に守られてた初任時代。

 

今思うと、そんな方々のおかげで辞めずに続けられたんだと思う。

 

2.古き良き時代の管理職に救われて…

ちなみに、家に帰っちゃった子の件。

その後、大事件になりまして…自宅に指導教諭の主任と謝罪に行きました。

その子の保護者が両親教員で…

 

いつもは祖父の家に帰ってるはずの子どもが

お昼ご飯も食べずに自宅のベッドで寝てた。

 

どうなっとんじゃい!!

 

ごもっともですな。申し訳ない…の言葉しか出ないっす。

 

で、このお母様が勤務校の校長先生に、

「とんでもない教員がいるんですー!!」  

 

と報告。

そして、その校長先生から私の勤務校の校長先生に電話がかかってくる…

という大事件です。

書いてて,笑えない。笑

 

でも、当時の校長先生は、

 

「そんな教員はうちにはいません!」

 

と言ってくれたそうです。ええ人です。

 

いや、ここにいたんですよ…そんな教員が…。

 

でもね…当時はそんな

「何かあったら、私が責任取るから、

どんどん好きにやりなさい。」

って言う管理職がいたんだなぁ。

もはや、古き良き時代の昔話的な話ですが…。

日中は校長室で寝ていても、

校長室のドア全開で、いつでもウェルカムな校長先生。

全校朝会の話もピカイチ心に響く方でした。

 

話を戻しまして、私がやらかした話。
そんなこんなで…謝罪に行きました。

 

両親教員の子どもって…その子なりに苦労してるなぁ…

 

って言うのが当時の正直な感想でした。

言葉通りにとる子どもがいるから、

とにかく言葉には注意していこう…と決意しました。

3.家庭訪問があったあの頃…

初任の頃って、まだ家庭訪問がありました。
もちろん、上がっても何も食べちゃダメ…なんて指導を受けるけど

その頃って、まだ先生に対するリスペクトがあった時代で、

初任の私にも皆さん優しくて…


「色んな保護者がいるけど 頑張るんだよー」


って励ましてくれる方が多くて、助けられました。

 

今でも律儀に年賀状をくださる保護者の方がいます。

 

何も出来なかったあの頃の自分は

 

温かく見守ってくださった保護者の方々に、

 

本当に本当に支えられていたんだなぁって

 

感謝しかありません。

 

今とはずいぶん違う、教員の置かれた状況…。

 

私が採用される一年前までは、勤務時間が4時までだったとか…。

 

その時に何度も言われた言葉は

 

「これからの人は大変ね〜!」

 

でした。

 

その時は分からなかったあの時の言葉の重みが分かるのは、

その時から何年も先の話。

 

とりあえず、こんな感じで

失敗だらけの初任1年が無事に…??…終わりました。

 

こんな失敗だらけの私がどうなっていくのか…

 

 

自分のことを丁寧に振り返ると、

 

自分でも気が付かなかった自分の思考のクセに気がついたり

 

今の自分の考え方はこの経験からきているのか・・・

 

と発見の連続

 

 

結果だけにフォーカスするのではなくて、

 

そこに至るまでのプロセスに目を向ける

 

過去の出来事をマイナスではなく

 

全てプラスにして受け止める

 

起こったことは同じでも、

 

見方を変えると

 

全ては学びと感謝

 

今日も

 

自分の人生を

 

ハナマルとありがとうでいっぱいに♪

 

「しくじり先生のメンタル教室」

 

最後まで読んでいただきまして

ありがとうございました。