伝説の5連続敬遠と朝の3分間スピーチ
以前勤めていた会社で、新人教育を兼ねた3分間スピーチというものが
毎週月曜日の朝礼の時にあった
社員が新人の頃はそれもいいだろうが、7年近く採用がないとスピーチ自体が
何の為にあるのか分からなくなってくる^^;
そして多くの社員が朝礼当日まで自分がスピーチの番であるという事を知らない
そういう状態でのスピーチは必ずと言っていいほどくだらない内容が多い
そして話が「今日スピーチと言う事を忘れていました」から始まる・・・
ある朝、総務課長が喫煙コーナーで今日の朝礼は自分がスピーチなんだ
何を話したらいいんだろうかと話のネタに悩まれていた
無視するのも可哀想なので適当に「星稜の松井の5連続敬遠でも話をしたらいいのでは」
と助言するとそれで行こうという話になった
星稜VS明徳義塾の試合で松井選手の5連続敬遠があった数日後だったので
時事ネタとしては良いのではないかという事だったのだが、それをどういうふうに
話すのか楽しみにしていた
が・・・
総務課長のスピーチはこんな感じだった
・甲子園大会で前代未聞の5連続敬遠があった
・アマである高校生の大会でそんなことがあってもよいのか?
・教育の一貫という部活動なのに勝つためなら何をしても良いのか?
・考えさせられる内容の出来事だった
こんな話を3分間聞いてみんなが拍手して終わったような記憶がある
総務課長のような人間がこんな適当なスピーチをするからみんなも同じような
内容のないスピーチになってしまう
入社5年以上の社員ばかり、スピーチが人前で話をすることの訓練になるといった
事もなくなり当初の目的は意味がなくなりつつある
新入社員が来るまでもう朝礼のスピーチはいらないのでないかと社内提案したら
あっけなく採用になって新人が入社するまでの間、3分間スピーチはなくなった
今のあの会社で朝礼時のスピーチがあるのか不明だが、スピーチをしなさいと
言われて「今日スピーチと言う事を忘れていました」から始まるようなスピーチしか
できないようでは社会人失格だなぁって思っていた頃の自分を思い出しました
しかし、高校野球での5連続敬遠・・・本当に必要だったんだろうか??
もし、今あんな事をしたらネットでは大炎上なんだろうかなぁ?
当時の事を明徳義塾の監督さんが最近答えている記事があったのでそれを紹介します
参考記事 明徳義塾・馬淵監督、5敬遠を語る 作戦を選んだ理由は