今週の目視チェックは必須 ~もんじゅのデータ停止問題
以前、某大学の偉い先生が講演される手伝いをした事がある
ネットワークについての大きなイベントで関東の方から来られた
有名な偉い先生らしい
お手伝いの内容は、その先生の講演にあわせてパソコンでスライドを
動かすという仕事だった
事前に打ち合わせがあればスライドを動かすタイミングも分かるのだが
ぶっつけ本番、先生の話をよく聞きながら画面を切り替えないといけない
話の内容も知らないでスライドを切り替えろとは・・・さすが役所仕事
あのイベントの主催はたしか岡山県だったなぁ(-m-)ぷぷっ
さて、その先生のお話で非常に興味深かったのはコンピュータを
信じきってはいけないというような話だった
話の中でもあったが、原発を作った人はコンピュータを信じてはいなかった
全て人が操作しているという事だった(一部の原発を除いて・・・)
何故かというとコンピュータは止まる、誤動作する、間違うという事を
人はよく知っているからである・・・という事だった
なるほど、コンピュータは止まるというのは分かる話だ
動いていると思ってもやはりちゃんと動いているのを確認する必要がある
というのは長らくSEをやっているとよく分かる
ちょっとした負荷で止まるかもしれない、一瞬の停電(瞬断)でも止まる
可能性だってある
気がついてないだけでシステムに不具合だってあるかもしれない
そう考えるとコンピュータを信じ切ってしまうのは非常に危険である
だからコンピュータは止まるものである、誤動作するものである、
間違うものであると思って使えばいいのだろう
つまり、いつも目を光らせて監視する必要がある・・・という結論になる
さて、昨日のニュースでもんじゅからのデータ送信が止まっていたというものがあった
もんじゅからのデータ送信、電源切れて一時停止
これなどはコンピュータやネットワークは止まらないと信じきっている
愚かな者達が扱っているという最たる例なのだろう
某先生の講演をしっかり聞くべきだ!!
毎日目視して、24時間監視するという事を怠っている・・・つまり当事者は
その程度にしか考えていないというレベルなのだろう
恐らく止まったといっても何か問題があるでなく一応発表しておくか
程度の危機意識なのだろう・・・と思ってしまうのは自分だけなのか??
自分は原発容認派であるが、扱っている者の危機意識の無さは問題だなぁ
そういえば先日あった、研究施設での放射能漏れ事故などでも、あの記者会見での
責任意識、危機意識の無さは驚くものだった
まるで人事・・・日本の原発最前線の技術者ってあんなのばかりかと思うと
非常に怖い話だと思う
テクノロジーの前に人の問題のほうが大きそうだ