【今週の暗誦聖句】

「また私たちには、神の家を治める、この偉大な祭司がおられるのですから、心に血が振りかけられて、邪悪な良心をきよめられ、からだをきよい水で洗われ、全き信仰をもって真心から神に近づこうではありませんか。」ヘブル人への手紙 10章21,22節

 

【聖書のことば】

「感謝のいけにえを献げる者は/わたしをあがめる。自分の道を正しくする人に/わたしは神の救いを見せる。」詩篇 50篇23節

 

「キリストのうちに根ざし、建てられ、教えられたとおり信仰を堅くし、あふれるばかりに感謝しなさい。」コロサイ人への手紙 2章7節

 

【おすすめ】

 自分の道を正しくする人とは誰でしょうか。きっと「正しく生きたい」と願っていながらなかなかそれができないで困惑している人の方が多いのではないでしょうか。そもそも「正しい道」が何なのか分からないで生きている、それが生まれながらの私たちなのかも知れません。

 

 そんな私たちに対して道を指し示すのが聖書です。その聖書ははっきりと「私たちが歩むべき道」「踏み行く道」を教え、この道を知って、軌道修正するように求めるのです。その道とは「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれも父のみもとに行くことはできません」(ヨハネ14:6)と言われたイエス・キリストに他なりません。

 

 今日挙げられたみことばのテーマは「感謝」のようです。私たちには数々の感謝の理由がありますが、そのすべては一つのところに行き着くのです。神に背き続けて来た私たちに、神ご自身が「あなたがたがわたしを捜し求めるとき、心を尽くしてわたしを求めるなら、わたしを見つける。わたしはあなたがたに見出される──主のことば──」(エレミヤ29:13,14)と言ってくださり、みことばを通して神を見出させてくださったのです。御子イエス・キリストによって。「この神を知っている」、そのことの故に私たちはいつも感謝するのです。

 

 今朝、雅歌を読んでいてふと思ったは、「私たちがこの神に感謝をささげないで、この神の素晴らしさを知らないで、どうしたら神を知らずに滅びに向かう人たちが神に出会うことができるだろうか」と言うことです。「主を教えてください」との祈りに応えてくださる主に、あふれるばかりの感謝のいけにえをささげる日々でありますように。