おはようございます.
台風が紀伊半島南部を通過したばかりの今朝,
窓の外からは厚い雲に覆われた空が見えます.
気象状況や災害と医療との関係というと,
DMATなどという,災害医療を思い浮かべる方も多いかもしれません.
もちろんそれも大切ですが,
実は医療業界というもの,もっと地味なろころに天候の影響を受けています.
以前勤務していた静岡の病院では,茶摘みの季節の晴れた日は患者さんが激減,
雨になると外来が急に混みました.
現在勤務している病院でも,田植えや稲刈りの時期には,
外来も病棟も少し落ち着きますし,
そして作業が終わった頃,急に重症の患者さんが増えるのです.
そんなわけで,台風や梅雨の大雨の時には,
外来が少し静かになる傾向があります.
実際,昨日も
「台風なのでいけません」
という患者さんがおられました.
そんな医療職には,災害時のルールもあります.
”震度6以上の地震の際には,医療職は3日分の自分の食料と水を持って病院にくること」
など定められています.
静岡勤務時代には
”震度4以上で1km圏内の職員は病院にくること”
なんてきまりもあって,
今思えば,
「それ,宿舎に住んでいる研修医は全員集合という意味では...」
など思ったするのですが.
さて,遠方通勤のわたくし,
昨日は密かに考えておりました.
「明朝台風で高速が止まったら...」
「電車も止まってしまったら...」
「これは有休消化のチャンスかもしれない!」
と.
ところが,よく勤務表をみてみると,
あろうことか当直勤務.
しかも,いつも水曜日の当直が,今回に限って火曜日.
有給どころではありません.
もし,誰も来られなくなったら,
わたしが病院を守らなくてはいけないではありませんか.
そんな心配をよそに,
台風は無事通り過ぎて行きました.
今日の外来は少し静かもしれません.
でも,
「患者さんが少ないかも」
などと考えるのはやめておきましょう.
そう思いながら迎えた,当直明けの朝でした.