【昨日は旅の日】 | 独りぼっちのはぐれ熊☆あっきぃ

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昨日は「旅の日」でした

日本旅のペンクラブ(旅ペン)が1988年に制定しました
元禄2年3月27日(新暦1689年5月16日)、松尾芭蕉が「奥の細道」の旅へ旅立ったのに絡めて
せわしない現代生活の中で「旅の心」を大切にし、旅のあり方を考え直す日なんだそうです

そう言えば、松尾芭蕉の「奥の細道」の旅、そのものも、
富山県民としては、もっとゆっくりしてって欲しい旅なのですが
富山に来て、「立山」を詠んだ句が無いって、どれだけ急いでいたんだって話ですね

旧暦の7月13日に富山県に入り、15日には金沢ですもん
今の暦に直すと、8月27日に入って、29日には、富山にいない
まあ、海岸線を移動したとは言うものの、「立山」の姿が富山県内9割の場所で見れるのに
よっぽど、「立山」が、芭蕉嫌いで、姿を見せなかったか?急いでて目に入らなかったか?ですよ

7月・8月・9月は、「立山山開き」していますし、
江戸時代は、「立山信仰」の、一般人も多く動くようになった華やかな時ですからね
どこかで、そういう集団とも出くわしてると思うのですけどね

俳人としてもですよ
越中の国司であった大伴家持が中心となり編纂した万葉集には
富山県の風景や伝説を詠んだ歌が全4536首のうち337首収められているわけですからね
(大伴家持が越中国司時代に詠んだ歌が223首、家持の部下や知人が詠んだ歌、越中の伝説などを詠んだ歌が114首)
少しは、興味を持っても良さそうなものなのですが・・・

現代人が映画の舞台やロケ地巡りすることを考えれば、
万葉集と言う、先人の残した句に詠まれた舞台を、見たいとか考えてもおかしくないのですが・・・
実際、万葉集に出てくるところも、通っているはずなのに、何も残していない

一緒に旅していた曾良がつけていた旅日記にも出て来ない。おかしい?
万葉集を知らなかったのだろうか?いづれにしても困ったおじさんだ!

一般人より感性が優れてるであろう俳人の松尾芭蕉でも、慌てて通り過ぎると、見えるものも見逃してしまいます
そういう意味でも、せわしない現代生活の中で「旅の心」を大切にし、旅のあり方を考え直す日なのかもしれません

やっぱり、その地にしばらく滞在して、文化・風土・食などの色んなものを体験し、学んでいただきたいですね
そして、それを地元で活かしてもらったり、地元の事を改めて、見直すきっかけになると良いなあと思うのです
時間的にそんな余裕がないと言う方も多いのでしょうけど、そこをあえてというのも一つの旅の醍醐味だと思いますよ

〈ここまで〉