9月6日夜のフライトでのこと。
機体は、およそ30秒間で1900メートル降下。
最大131.7度左に傾き、ほとんど背面飛行のような状態だったということ。
原因は、副操縦士のスイッチ操作ミス。
大きな事故にならずに本当に良かったと思うと同時に、いくつかの思いが・・・。
どんなにコンピューターでコントロールしても、最終的には人の操作。
タイヤの出し入れのレバーが、タイヤの形だったのには驚きましたが、こういうミスが実際にあると、全てそうしてもいいのかもと思うくらいです。
ドアのスイッチはドアの形やマークにするとか。
一見子供っぽいですが、人間だもの、ついうっかりがないとは限りません。
わかりやすさは大事です。
命を預かる重要な仕事ですから、ミスは許されません。
また、乗客は、数日後発表のニュースやシュミレーション画像を見て初めて震え上がったのではないでしょうか。
つまり、体感的にはここまでとは思っていなかったはず。
実は私自身も経験があります。
全日空に入社して間もなく、コックピットでの「フライト体験」の時間があり、私はHND(羽田)→FUK(福岡)だったのですが、その日は小雨降る曇天。窓からの視界はゼロって感じでした。
ふと飛行機の傾きの計器を見ましたら、45度くらい傾いていたんです。
それなのに、全くその感じはなく、人間の感覚ってなんていい加減なんだろうと痛感しました。
宇宙飛行士の訓練で、360度グルグル回転するカプセルに乗り、自らの感覚で水平に戻すと言うのがありますが、あれができるってスゴイことだと思います。
普通の人は、上だか下だか自分がどっち向いてるかわからないものです。
あらためて、事故にならずに良かったと安堵のため息が出ました。
これを教訓に、計器の位置やデザインの改善と人為的ミスを防ぐための訓練を更に強化すべきと感じました。
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