私たちの感覚を磨いてくれるカラーリストのための一冊をご紹介。

 

 

 

 

今回ご紹介するのは、
『カラーモンスター きもちは なにいろ?』。
さく アナ・レナス/やく おおとも たけし
永岡書店

 

 

前回の『apartamento』に引き続き今回もスペイン発ですが、

この『カラーモンスター』は絵本です📖

登場するのは、自分でも説明のつかない
気持ちがぐちゃぐちゃのカラーモンスターと、
竹を割ったような性格のお友達の女の子。

カラーモンスターの気持ちは、
身体に色となって現れるという特徴があります。

 

 



最初のカラーモンスターは、いろんな色が
ぐちゃぐちゃと混ざり合った状態で登場しますが、
その姿は色が暴走して混乱しているように見え、
絵本を読んでいる私たちも
落ち着かない気持ちにさせます。

 

 



そんなカラーモンスターを友だちが手助けしながら
混乱した気持ちを一つひとつほぐして、
色分けしていきます。

 

 



この色の気持ちは、こんな気持ち。
あの色の気持ちは、あんな気持ち。

 

 



どんどん整理をしていき、
最後にある色を発見するところで終わります。

この本は、子どもだけでなく
大人でも十分響く内容でしょう。

感情が溢れたり自分がよくわからなくなった時、
カラーモンスターのように、
一つひとつ色に置き換えて解きほぐしていく方法は
まさに人に寄り添う色彩心理の真骨頂と言えます。

また、自分の気持ちを客観視できるようになると、
自分自身をどう大切にしたらよいのかも
わかるようになってきます。

 

 




そのためのツールとして、
シンプルでわかりやすい『色』は最適です♪

「何色が好き」「何色が苦手」と
小さい頃から意識することは、
自己のアイデンティティを確立していく
大切な一歩にもつながりますよ^ ^

この絵本は、心の成長を育んだり、
サポートしていくための
抜群の一冊となってくれるでしょう。

 

 

 

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