リフォームやリノベーションをするような大規模なものではない限り、
ポイントとなるのは、ずばり“床材”です。
壁面を変えるのはカジュアルにDIYでも簡単にできることですが、
床材は変えるとなったら大ごとです。
あまり変更することがない上、インテリアでは面積が大きく、空間の印象を左右しやすいといえますよね。
例えば、床材の明るさはミディアムなれど、
上の写真のように、黄みがかっているのか、赤みがかっているのか、それとも近年流行っているグレイッシュなフロアなのかなど様々です。
上の写真は同じような真っ白な壁ですが、下の床材が変わるだけでだいぶ印象も変わってきます。
この色味に合わせて、上の壁の色も調整すると、
よりまとまりを感じさせることができるのです。
なお、上の壁が白ならなんでも合うと思ったら大間違い!
些細な色味の違いで印象が変わってくる白は、私たちカラーリストにとっては一番難しい色だったりします。
ですので、上にくる白が黄み寄り、赤み寄り、くすみがあるなど、床材のカラーにあわせて選ぶことは、とても大事なことです。
他にも、床材と壁面の色の対比でリラックス度が大きく変わってきたりもするので、明るさや鮮やかさのバランスは、見逃せない箇所ですね^^
このように、床材に合わせて上(天井・壁)を変えていくと、おしゃれでまとまりを感じるコーディネートはしやすくなるでしょう。
逆に、もしいま床材を変えられるチャンスがあるのでしたら、その後のインテリアの方向性を決定付ける場所なので、こだわって選ぶことをおすすめします。
好きなインテリアを思い浮かべると、まず家具やラグを思い浮かべてしまいがちなのですが、
それらが活かされている床材と壁面のカラーバランスを改めてチェックしてみてくださいね。
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