これは、我が家のハーブ。



オレガノとマジョラムの違いについて書きますね。


オレガノとはマジョラムの一種で、大まかに分類すると、分 「スイート·マジョラム」「オレガノ」「ポット·マジョラム」の3種類になります。


そのマジョラムの中で、最も味と香りが強いのが、オレガノです。


どれもヨーロッパ、地中海沿岸地方が原産のハーブですが、風味や香りが違うために、料理法や使

われる国も異なります。



「マジョラム(margoram)」は「山の悦び」という意味のギリシャ語から派生した呼び名で、

「幸福のハーブ」として祝い事によく使われてい

花輪にして新郎、新婦が身につけると幸福をもたらすと言われているらしいです。


フランス料理には、「スイート·マジョラム」「ノ

ッテド·マジョラム」「ガーデン·マジョラム」です。

イート·マジョラムは、味が繊細で、結び目のような花の形から「ノッテド·マジョラム」とも呼ばれます。肉料理に使われることが多いハ

ーブ。ハンバーグに入れると美味しいです。

香りが強いですが、ハーブティとしても飲めます。



イタリア料理では、「オレガノ」「ワイルド·マジョラム」「コモン·マジョラム」です。

このオレガノは、味も香りも強いものです。

ピザやパスタなど様々なイタリア料理に使われます。




ギリシャ料理には「ポットマジョラム」が主に使われていますが、地中海沿岸原産のもので、ギリシャ風サラダが有名ですね。

たっぷりの「オリーブ油」と「野菜」を使うのがギリシャ料理の特徴です。

それはギリシャ正教会の戒律で肉食を禁じていたためだそうです。料理には、背景がありますね。

ギリシャ料理には、海に近いため、豊富な魚介類も使われます。

夏野菜の「トマト」「キューリ」と「チーズ」を合わせたギリシャ風サラダは、薬膳でも使えますね。


他にも、メキシコやスペイン、日本もハンバーグや肉料理、トマトソースにはよく使いますよね。


上記は食用ですが、鑑賞用もあります。


観賞用のマジョラムには様々な近縁種があります。

食用マジョラムも縞麗ですが、観賞用マジョラム、オレガノはブーケにしても素敵で、鑑賞用の中でも、「オレガノ·ケント·ビューティ」は、花オレガノとも呼ばれ、日本に入ってきたのは1990年ころ。最近ですね。


花のように見える部分はガクで、5~7月、9~11月ころにピンクの小さな花が咲きます。

垂れ下がるように伸びるので、花壇の縁取りとか、ハンギングバスケットに植えると縞麗で

すね。

他にもゴールデンマジョラムとかがあります。


薬膳のマジョラムの効能は、芳香醒鬱、鎮心安神

|消暑、利水消腫。

食欲不振、解鬱、頭痛、風邪、水腫、急性胃腸炎などにいいかもですね。

ただし、妊婦さんは使えません。気をつけてくださいね。


オレガノとマジョラムは別のハーブという印象を受けますが、同じ種類の植物であり、タイムやミントに様々な品種があるのと同じですね。


同じものであるコリアンダーがパクチーや香草とも呼ばれたり、違うウコンとターメリックが同じものと呼ばれたり。国や地域によって呼び名があるため紛らわしくなってしまいますね。


オレガノについて、私も健忘録として書いてみました。


ご参考になれば嬉しいです。