6年前、2007年に開業した中国新幹線の初めての大きな事故です。FTの記事は今回の事故でcorners have been cutに対する懸念が高まっていると報じています。
Cut corners(カットコーナー)とは直訳すると「角を切って近道をする」。中間の煩わしい部分を抜いて成果だけを誇示する。早い話が「手抜き」という意味。中国当局は、現時点では今回の事故の原因は落雷によりスピードの落ちた(停車?)列車に後続列車が追突したことによると説明していますが事故後早々に追突により破損した先頭車両を穴を掘って埋めるというおよそ考えられないような行動。まさに「中国の正体みたり」という感じ。さすがに批判にさらされ危機感を覚えたのか翌日にはまた掘り起こして移動。保管しているといいますが黙ってたら何をするかわからない。もともと模倣。「バッタもん」がお家芸の国。指摘されれると引っ込むのも早い。ただ、そこに反省はなく「運が悪かった」ほどの意識しかない。尖閣の衝突。そして東シナ海でのなりふり構わない領土確保。空母をはじめとした軍事力の増強。日本やドイツ。フランスの技術供与で先月開業の新幹線を「中国独自の技術」とアメリカに特許の出願。貪欲な国。政府は全国的に新幹線の運行を止めて安全チェックを始めると報じているそうですがあちらに旅行しても高速鉄道にはくれぐれもご用心。ただ今回の事故。ガンダムやドラえもんとは違い問題の根は深い。今後色々なところで中国のcorner cut問題が出てきそうな感じがします。これから試練が待ち構えていると思います。