香港に遊びに行ってたお得意さんに会いました。「あっちのお天気はどうでした」「はっきりしないお天気やった。日本もそうやったみたい。それよりオジンさん。やっぱり中国は元気や。高級時計を何個も買ってる旅行者見かけた。羨ましいとは思わんけどなんで日本はこんなにいじけた国になったのやろ?と考えさせられる」「昔、パリのヴィトンで並んで買い物してたのは日本人ばっかりという頃がありましたね。中国に限らず韓国。ベトナム。インド。そして不景気の元凶だったアメリカも最近元気を取り戻してきてるそうです」「もともとこの不景気、サブプライムからリーマン。そして欧州ではギリシャ。そういうところが発祥。日本はその影響を受けたに過ぎん。それが今、ほかの国は元気になってるのに日本だけが取り残されてる。怖いのはそれが当たり前と思ってる若い人達の内向き思考。高度成長からバブル崩壊を見てきた者にとってはほんま、歯がゆい。やっぱり政治かな?」現在の韓国の労働時間はちょうど日本の1970年頃と同じ。今より30パーセントも多く働いてました。今、韓国はワーカホリックの国になってます。そして中国は人件費が毎年15~20パーセント上昇してきていているとも言います。この状態が続くと2~3年で世界水準に追いつく。そうなると中国で安く作って売るという現在の図式は崩れます。その後にくるのは品質。どちらも日本人にとって「いつか来た道」世界一高い電気料金。それすら安定供給できないかもしれないのを嫌い少子高齢化で先細りの購買人口。生産拠点を海外に求めるメーカーが増えてます。日本の10倍の人口の国がインフレになる。対応できるかな?個人的には今から贅沢したいとは思わない。晩年は食って行けさえすれば貧乏でいい。そう考えるようにしてます。随分気が楽になります。
 生まれてきて良かったなぁ、って思うことが何遍かあるじゃないか。

   そのために人間生きてるんじゃないのか?


                    車 寅次郎 『男はつらいよ』