「法相は2つ覚えておけばよい。」『個別案件は答弁を差し控える』と『法と証拠に基いて適切に対応する』地方遊説での発言とはいえ現職法務大臣柳田氏の言葉。概して人気のある講演者というのは落語や漫才のように客をひきつける部分をたくさんネタとして持ってます。そしてそういう部分がもっとも本音に近いこともあります。野党側から不見識だと非難されています。
尖閣問題で中国船の攻撃行為を撮影した映像をネット公開した海保職員の国家機密漏洩問題が話題になっています。逮捕は見送られ起訴も見送られる可能性が高いようですが行政処分の可能性は高いとも言われてます。行為自体褒められたものではないと思いますがそれを「政治家」がどう考えるか?
確かに国家にとって重要と「政治家」が思う機密情報を公開することに問題があるという意見は理論的には正しいと思います。でもそれはあくまでも「政治家」が高いレベルの正しい判断をするという前提に成り立ちます。では、「二つ覚えておけばいい」という大臣をトップに持つ政治家が正しいレベルを持っているのだろうか?機密にしなければいけないことを公開し公開してもいいことを機密という仙石官房長官。この人も言葉で遊んでいる。屁理屈。本業の弁護士ならそれもいいでしょう。でも外国相手にはそういう屁理屈さえも言えない。「内弁慶」の子供がが大人になったような気さえします。だったら「元市民運動家」菅総理大臣。この人も権力相手の屁理屈は得意だったようですが自分が権力の座についた途端言うべき目標がなくなり逆に自分が攻撃されるようになるとおとなしい。そして必ず出てくる「遺憾」これは「逃げの口上」です。
こういう連中は野心の強さ、権力のlはしごを登り詰めることだけには長けている。仲間を蹴落とす理屈には強い。ところがちょっと上に登ると中身の無い本音が出る。こういう人たちを政治家として選んだということ。不幸です。以前から思っていたのですが国会議員を選出する時に「基本的な人格」「能力」いわば政治家の資質みたいなもの計るテストを設けたらどうでしょう?
(そのときだけ適当に答えるか?)