人間は汗が蒸発する際の気化熱によって体温調節を行っています。しかし、湿度が高いと、汗は流れ落ちるばかりでほとんど蒸発しなくなるため、体内の熱を放散することができなくなってしまいます。故に、湿度が高いと熱中症になりやす言われてます。先日も室内にいた老夫婦が熱中症で亡くなったという記事を見ましたがこれも高齢者の冷房嫌いとともに「まさか?」という思い込みがあったのではないかと思います。(どうでもいいけど高齢者という場合必ず頭に「65歳以上の」という。65歳前後の人、抵抗あると思います)
大阪は今日も熱帯夜の予報が出てます。エアコンつけっぱなしになると思います。ところで最近のエアコンは大抵冷房以外に暖房や空気清浄そして除湿のスイッチがありリモコンで切り替えが出来るようになってます。ここで「除湿」の定義。 コップに冷水を入れますとコップの表面に触れた空気が冷やされ、空気中の水分がコップ表面に結露し、その分空気中の水分が減る、これが除湿です。ですからコップに入れる水が冷たいほどより多くの水滴が付きます。この理屈をエアコンに適応させると空気をよく冷やす「冷房」の方が除湿量が多くなるということです。尚、従来のエアコンの「除湿」は「弱冷房除湿」でしたが、最近は温度をあまり下げない「再熱除湿」モードがついているエアコンもあります。
ここで気になるのが電気消費量ですが「再熱除湿」これは消費量は一番多い。次に冷房。そして除湿となります。私は弱冷の除湿はほとんど使いません。ガンガンに冷やすほうが好き。もう一つ。室外機。これも出来るだけ風通しよくすること。効率が何割も違いますし。機械の寿命にも影響します。
これでも一応冷凍機や冷蔵庫を相手に仕事にしてますのでプロの話と思っていただいていいと思います。